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ドジャースがサイヤング賞左腕スネルの獲得に成功(写真・AP/アフロ)
ドジャースがサイヤング賞左腕スネルの獲得に成功(写真・AP/アフロ)

ドジャースのサイヤング賞左腕スネル獲得の裏に“大谷改革”

 ドジャースがサイヤング賞を2度受賞している左腕の前ジャイアンツのブレイク・スネル(31)と5年1億8200万ドル(約277億円)で契約合意に達した。複数の米メディアが報じたもの。今オフのFA市場の目玉の一人を“世界一”ドジャースが手に入れたことで、黄金時代の到来の声が飛び交うが、スネルを獲得できた背景には、契約金の97%を後払いにした大谷翔平(30)がチームに与えた変革の恩恵があるという。

 「大谷の二刀流解禁のプレッシャーを軽減」

 ドジャースが連続世界一へ向けて動いた。
 ポストシーズンでは、クレイトン・カーショー、タイラー・グラスノー、ギャビン・ストーンの先発の主軸3人を故障で欠き、ブルペンデーを作らねばならなかったほど、苦しんだドジャースが、今オフのFA市場で、目玉の一人とされていた左腕のスネルの獲得に成功した。
 レッドソックス、ヤンキースなどと争奪戦になっていたが、5年1億8200万ドル(約277億円)の大型契約を提示できたドジャースがマネーゲームに勝利した。これで不安だった先発陣が厚くなった。
「スポーティングニュース」は、2025年のドジャースのローテーションを⓵山本由伸② グラスノー③スネル④大谷⓹トニー・ゴンソリンと予想した。
「スネルには、コントロールの問題があり、6イニング以上を投げることが少ないなど、完璧な投手ではないが、キャリアの中で大きな怪我もなく、少なくともローテーションを安定させることができる。ローテーに入れる予定の大谷へのプレッシャーを減らすこともできる」と評価。
「スポーツイラストレイテッド」のドジャース専門ページは、「大谷が早い段階で登板できない可能性がある」と予想して、当初のローテーを⓵スネル②山本③グラスノー④カーショー⓹ダスティン・メイ⑥ゴンソリンという6人ローテーと見立てた。来年3月18、19日に東京ドームで開催されるカブスとの開幕カードの開幕投手がスネルで、第2戦に山本が先発するという予想だ。
 早くも「黄金期到来」の声が飛び交うが、スネル獲得成功の背景にあるのが、「大谷がチームに与えた変革」という見方を示したのが、ロサンゼルスタイムズ紙だ。

 

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