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佐々木朗希が日本時間11日にポスティング交渉解禁か…米報道(写真・黒田史夫)
佐々木朗希が日本時間11日にポスティング交渉解禁か…米報道(写真・黒田史夫)

佐々木朗希が日本時間11日にポスティング交渉解禁か…移籍先候補情報は錯綜…ドジャース、パドレスを筆頭にメッツ、カブス、ジャイアンツ、レンジャーズの6球団

メジャー挑戦を表明している千葉ロッテの佐々木朗希(23)がテキサス州ダグラスで週明けに始まるウィンターミーティングでポスティング申請され10日(日本時間11日)から交渉が解禁される可能性が高まった。ESPN、MLB公式サイトなど複数の米メディが報じたもの。契約は「25歳ルール」のボーナスプール金がリセットされる来年の1月15日以降になる見込みで、移籍先候補としてドジャース、パドレス、メッツ、カブス、ジャイアンツ、レンジャーズの6球団があがっているが情報は錯綜。キューバなどラテン系選手の日本球団への移籍ニュースに強いフランシス・ロメロ記者は「ドジャースとパドレスが最有力」と報じている。

 契約は来年1月15日以降になる見込み

 

 ついに注目の“令和の怪物”が動く。
 スポーツ専門局「ESPN」のジェフ・パッサン記者が第一報を報じたもので、情報筋によると、テキサス州ダグラスで9日(日本時間10日)から始まるウインターミーティングで、佐々木がポスティング申請され、全30球団に通知される10日(日本時間11日)から交渉が解禁される予定だという。
 交渉期間は45日間。当初、ポスティングの申請期間の締め切りである12月15日ギリギリに申請すると見られていた予定が、5日早まったのは意外だったが、佐々木は「25歳ルール」の対象選手であるため、契約は各球団に割り当てられているボーナスプール金がリセットされる来年1月15日以降になると見込まれている。
 これについてはロブ・アランブレッド・コミッショナーも、ドジャースとの密約説を打ち消す意味も込めて「1月15日以降になるだろう」との見解を示していた。
 そのボーナスプール金は各球団によってまちまちで最大で710万ドル(約10億6000万円)、最低で510万ドル(約7億6000万円)に抑えられ、同記者は「最前線の先発候補を大幅なセール価格で獲得できることで猛烈な争奪戦が起きると予想される」とした。
 ではこの現時点での移籍先候補はどこになるのか。
 同記者は、「以前から獲得に乗り出していた大谷翔平と山本由伸のいるドジャース」を筆頭にパドレス、カブス、レンジャーズ、メッツ、ジャイアンツの6球団を移籍先候補とした。
 ドジャースを巡っては、密約説が飛び交い、代理人のジョエル・ウルフ氏が、「私を良く知り、私とビジネスを多くしてきた多数の(球団)幹部たちが不正な合意のようなもの(ドジャースとの密約)に私が関わっていると、ほのめかすことで私の誠実さを侮辱している。これは実にスポーツマンシップに欠いた行為だ」とコメントして完全否定。元レッズ、ナショナルズのGMでMLBアナリストのジム・ボウデン氏が「85%の確率でドジャース以外の球団と契約するだろう」との見通しを伝えるなど、あらゆる情報が錯綜している。
 佐々木のウインターミーティングでの交渉解禁のニュースを受けて、改めて移籍先についての情報も飛び交い、2日前に中日を自由契約になったライデル・マルティネスの移籍先最有力候補として巨人が急浮上してきた情報を伝えるなど、キューバなどラテン系の選手情報に強いロメロ記者は、「ワッサーマンのクライアント(佐々木)は、決定に近づいており、ドジャースとパドレスが最有力候補となっている」とXに投稿。 
 敏腕記者で知られる「ニューヨークポスト」のジョン・ヘイマン記者も、ドジャースが有力だが、パドレスを含む他チームにもチャンスがある」と、佐々木の信頼の厚いダルビッシュ有が所属するパドレスの名前をあげた。
 またヤンキースの専門メディア「ファイアサイド」などは期待を込めて「ヤンキースは、佐々木朗希の獲得の最有力候補と目されているチームの一つだ」ともXに投稿している。交渉解禁後のウインターミーティングでの各球団の動きに注目が集まる。

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