• HOME
  • 記事
  • 野球
  • エンゼルス球団売却検討で大谷翔平トレードなら移籍先候補は「この5球団」…最有力はドジャースと米報道
エンゼルスの球団売却検討で大谷翔平の去就に注目が集まる。トレードかあるいは大型契約での残留か(写真・AP/アフロ)
エンゼルスの球団売却検討で大谷翔平の去就に注目が集まる。トレードかあるいは大型契約での残留か(写真・AP/アフロ)

エンゼルス球団売却検討で大谷翔平トレードなら移籍先候補は「この5球団」…最有力はドジャースと米報道

 

大谷翔平(28)が所属するエンゼルスのオーナーであるアート・モレノ氏(76)は23日(日本時間24日)、球団売却を検討するとの意向を表明したが、その激震の余波が広がっている。米メディアや日米ファンの関心の第一は、大谷の去就に及ぼす影響だ。トレードか、あるいは、巨額の契約延長でのチーム残留か。いずれにしろ誰がいつエンゼルスを買収するかがカギを握るが、トレード有力説を主張するCBSスポーツは、その場合の移籍先球団までリストアップした。

トレード有力説の根拠「ファーム育成評価の低いエ軍は交換で若手有望株が必須」

 トレードか、あるいは今オフに大型の複数年契約を結んでのチーム残留か。球団売却検討のニュースを受けて米メディアは大谷の去就に関しての様々な見解を伝えた。

 MLB公式サイトはトレード有力説をこんな根拠を持って報じた。

「この冬に二刀流スーパースターをトレード市場に出す可能性がある。(若手有望株を紹介する)MLBパイプラインで30位とされた球団ファームシステムの状態や、大谷がフリーエージェントまで後1年という状況から、エンゼルスが若手有望選手の多くと彼をトレードすることに驚きはない」

 エンゼルスのファーム組織の若手育成に問題があるだけに、複数の若手有力株と大谷のトレードに現実味があるとの見立て。「球団売却検討は、新オーナーが大谷との大型の契約延長を望む可能性と同じくらい(トレード可能性の)要因となるかもしれない」と続けた。

 ニューヨークポスト紙は、トレード説と、今オフに大型契約を結ぶチーム残留説を併記した。

「新オーナーは、大谷が残留するため5億ドルを支払うことを決定することができる。おそらく新オーナーはチームが新しい方向に向かっていることで大谷を納得させることができるだろう」と、残留の可能性があることも強調した。 その中で、「トレードの可能性が高まるかもしれない」との見出しを取り、トレード有力説を掲げたのはCBSスポーツだ。

 同メディアは、「新たにやってくるオーナーが野球界で最高の選手の1人のトレードを了承するかは疑問」とエキスキューズをした上で、トレードの可能性が高くなった理由をこう展開した。

「(大谷の獲得を打診していた)ライバル球団は、大谷のトレードの最大のハードルがモレノ氏の承認だと考えていた。もしその彼がいなくなれば、オフシーズンのトレードの確率は高まるだろう」

 8月2日が期限だったシーズン中のトレード市場で、ポストシーズン進出の可能性が薄くなったエンゼルスの二刀流スターへの獲得打診が殺到。フロント内には「若手有力株4人なら耳を傾けたい」との意見もあったが、「金も出すけど口も出す」というモレノ・オーナーが最終的にクビをタテに振らなかったため大谷のトレードは封印された。そのモレノ・オーナーがいなくなれば大谷のトレードへの障害がなくなるのでは?という見解だ。

 

関連記事一覧