「決断したことを意味するわけではない」パドレス脱落で佐々木朗希の移籍先はドジャースとブルージェイズに絞られる…ブ軍は国際ボーナスプール金を約3億円増額
千葉ロッテからポスティングによるメジャー移籍を目指している佐々木朗希(23)の争奪戦からパドレスが脱落した。中南米の情報に強いフランシス・ロメロ記者が報じたもの。移籍先はドジャースとブルージェイズの2チームに絞られた。またブルージェイズは「25歳ルール」により制限されている国際ボーナスプール金を200万ドル(約3億1200万円)増額したという。佐々木のポスティングの交渉期限は米東部時間23日午後5時(日本時間24日午前7時)となっている。
ダルビッシュの説得も空振り?
ダルビッシュ有が出馬したとも伝えられるパドレスが佐々木の争奪戦から脱落した。中南米の情報に強い全米野球記者協会(BBWAA)所属のロメロ記者がXに「複数の情報源からパドレスがロウキ・ササキから撤退すると聞いている。彼らは数時間以内にファン・デラクルスとカルロス・アルバレスの国際契約を開始する予定だ」とポストした。
2人はドミニカ共和国出身の遊撃手と投手で、ロメロ記者は投手のアルバレスと100万ドル(約1億5600万円)で契約を結ぶとも伝えた。
パドレスは「25歳ルール」によって制限されている国際ボーナスプール金を佐々木ではなく、彼らに使うことを決断したようだ。
これにより佐々木の移籍先は、トロントを訪れて交渉したブルージェイズと「スター選手」が出馬して説得にあたったとされる大本命のドジャースの2球団に絞られたことになる。その中でブルージェイズにも新たな動きがあった。
クリーブランド・ガーディアンズとの間でトレードを成立させ、これにより国際ボーナスプール金を200万ドル(約3億1200万円)ゲットした。米スポーツサイト「ジ・アスレチック」のザック・マイゼル記者など複数の記者が報じたもの。
この増額で最大826万ドル(約12億8800万円)だったブルージェイズの国際ボーナスプール金は1000万ドル(約15億6000万円)を超えることになる。ただカナダのスポーツ局「スポーツネット」のシー・ダビディ記者は、「佐々木朗希が(ブルージェイズ入団を)決断したことを意味するものではなく、決断したという兆候をブルージェイズに示したわけでもない」と付け加えている。