衝撃理由判明!「クリロナを後押しするために」獲得断念もサウジのアル・ナスルはなぜ三笘薫に144億円を超える超大型オファーを出したのか?
英プレミアリーグのブライトンに所属する、日本代表MF三笘薫(27)へオファーを出していたサウジアラビアのアル・ナスルが、今冬の獲得を断念したと複数の英メディアが31日に報じた。FWクリスティアーノ・ロナウド(39)を擁するアル・ナスルは、5400万ポンド(約104億円)の移籍金を提示するもブライトンが拒否。さらに7500万ポンド(約144億7000万円)のメガオファーで再入札したが拒絶された。冬の移籍期限が閉まるタイミングでなぜ三笘に超大型オファーが出されたのか。
ブライトンと三笘は拒絶
日本円で100億を超えるメガオファーを立て続けに提示されても、ブライトンと三笘はサウジアラビア行きに拒絶反応を示した。
アル・ナスルが三笘の獲得へ向けて、正式なオファーを出していたと英メディアで一斉に報じられたのが現地時間30日。移籍金5400万ポンド(約104億円)を提示するもブライトンに断られたアル・ナスルはそれでもあきらめずに、サウジアラビアリーグの冬の移籍市場が閉じる31日を前に再び動くとみられていた。
実際に今度は移籍金を7500万ポンド(約144億7000万円)へと増額。再入札を試みるも断念したと、英国の公共放送『BBC』はこう報じた。
「ブライトン側に三笘を売却する意思がないと確認したアル・ナスルは、日本代表選手の獲得へ向けた交渉を打ち切った。アル・ナスルは最初にオファーしたときよりもさらに高額な入札金を用意したが、ブライトン側は何を提示されても三笘を手放すつもりはないと通告。三笘自身もサウジアラビア行きに興味を抱いていない状況を前にして、アル・ナスルはこの冬には何も起こらないと理解せざるをえなくなった」
大衆紙の『The SUN』も、今シーズンから指揮を執る31歳のプレミアリーグ史上最年少指揮官、ファビアン・ヒュルツェラー監督のもとで、三笘が代役のきかない存在になっている点を踏まえながらアル・ナスルの撤退を報じた。
「今週木曜日に最初の入札を拒否されたアル・ナスルは、目がくらむような金額とともに戻ってきたが、状況はまったく変わらなかった。プレミアリーグで3シーズン目を迎えている三笘はもっとも人気のあるスター選手であり、何より彼自身がヨーロッパからの移籍を望んでいない。よって冬の移籍市場で非売品となった」
今シーズンの三笘は、ここまでリーグ戦で全23試合に出場。年が明けてからは16日のイプスウィッチ戦、19日のマンチェスター・ユナイテッド戦と連続ゴールをマーク。後者では絶妙のトラップから左サイドを一気に抜け出し、FWヤンクバ・ミンテ(20)の先制ゴールをアシストするなど、大きなインパクトを残していた。
それでも市場が閉まる直前のタイミングで、アル・ナスルからオファーが届いたのはなぜなのか。英国の『sky sports』は2月5日に40歳になるスーパースター、ロナウドの存在が大きく関係していると指摘している。