![英クリスタル・パレスの移籍した鎌田大地が20試合出場でゴール、アシスト共にゼロと苦しんでいる(写真・アフロ)](https://d3d3uiz760e42m.cloudfront.net/wp-content/uploads/2025/02/aflo_280406526-1200x800.jpg)
屈辱的評価?!英メディアがクリスタル・パレス移籍の鎌田大地を“ワースト新戦力”に選出「退場処分を受けた試合を除いて結果を何も残していない」
英プレミアリーグのクリスタル・パレスに所属する日本代表MF鎌田大地(28)に、極めて厳しい評価が突きつけられた。英メディアの『Football 365』が4日(日本時間5日)に、今シーズンのプレミアリーグにおけるクラブごとのワースト新加入選手を選出。クリスタル・パレスからは、20試合に出場してゴール、アシストともに0の鎌田が名を連ねた。セリエAのラツィオから昨夏に2年契約で加入し、大きな期待を集めていたはずの鎌田を、同メディアは「特筆すべき結果を何も残していない」と酷評した。
20試合でゴール&アシストがゼロ
大きな期待を背負ってクリスタル・パレスへ移籍し、世界最高峰のプレミアリーグの戦いに初めて挑んでから7カ月あまり。鎌田へ吹く逆風がさらに強まった。
英メディアの『Football 365』がプレミアリーグのクラブごとに選出した、今シーズンのワースト新加入選手20人。そのなかに、クリスタル・パレスで20試合に出場しながらゴール、アシストともに0の鎌田が名を連ねた。
同メディアはサッカーの統計サイト『Who Scored』が、試合ごとに発表する選手採点の平均を算出。さらに最低でも14試合以上に出場し、そのうち先発が8回以上の選手に限定したうえで、平均点がもっとも低い選手をワーストと位置づけた。
今シーズンのプレミアリーグで10回先発し、プレータイムの合計が930分を数えている鎌田の平均点は、10点満点で「6.33」となっている。鎌田が加入するまでの経緯を踏まえながら、同メディアは次のようにコメントした。
「昨年の夏にフリーで契約したカマダは、多くの関係者やサポーターが今シーズンのお買い得品のひとつになると予想していた。しかし、退場処分を受けた試合を除いて、ここまでの20試合で特筆すべき結果を何も残していない」
セリエAの強豪ラツィオを在籍わずか1年で退団した鎌田は昨年7月に、移籍金が発生しないフリーエージェントとしてクリスタル・パレスと2年契約を結んだ。一時はラツィオ残留へ傾いていたが、契約解除金の設定を巡って交渉が決裂。直後にかかってきた電話が、鎌田にプレミアリーグ挑戦を決意させた。
連絡を入れたクリスタル・パレスのオリヴァー・グラスナー監督(50)は、鎌田が独ブンデスリーガ1部のアイントラハト・フランクフルトで主軸を担い、UEFAヨーロッパリーグを制した2021-22シーズン当時の指揮官だった。
恩師と慕うグラスナー監督を、敬意を込めて「オリヴァー」と呼んできた鎌田は、クリスタル・パレス移籍を決めた理由をこう語っていた。
「オリヴァーの存在が、もっとも大きな理由のひとつ。クリスタル・パレスでオリヴァーとまた一緒に仕事ができる状況にとても興奮している」
周囲も鎌田の加入を歓迎した。たとえば英国の公共放送『BBC』は、今シーズンで注目すべき新加入選手の10人のなかで鎌田をあげたうえで、クリスタル・パレスのスティーブ・パリッシュ会長(59)の弾むようなコメントを伝えている。
「カマダの決断をうれしく思う。彼の豊富な経験と確かな技術、そしてチームに対する献身的な姿勢は、才能豊かなわれわれのチームにとって素晴らしい補強になる」