![サガン鳥栖が不倫トラブルを起こしたMF福田晃斗との契約を解除した(写真:森田直樹/アフロスポーツ)](https://d3d3uiz760e42m.cloudfront.net/wp-content/uploads/2025/02/aflo_248660015-1200x800.jpg)
不倫トラブルでサガン鳥栖の福田晃斗が契約解除…同様の問題で処分無しの西武の源田壮亮との“違い”はなぜ起きた?
J2のサガン鳥栖は6日、女性との不倫トラブルが週刊誌で報じられ、1月から活動を自粛していたMF福田晃斗(32)との契約を、双方合意のうえで解除したとクラブ公式HPで発表した。過去にも女性トラブルが報じられた福田は、自身のインスタグラムへ「自分の未熟さを見直し、またグラウンドでの姿を見せられるように一からやり直します」などと投稿した。このオフにはプロ野球西武の源田壮亮内野手(31)の不倫騒動も世間をにぎわせたが、球団から処分は科されなかった。両者の違いはなぜ起きたのか。
本人は「自分の未熟さを見直す」と謝罪
J2で迎える新シーズンの開幕を9日後に控えた鳥栖が、ボランチを主戦場とする32歳のベテラン、福田との契約解除を決断した。
福田に関しては、総合ニュースサイトの『NEWSポストセブン』が1月21日に、福岡県在住の女性との不倫および妊娠・堕胎を巡るトラブルを報じた。すでに事態を把握していた鳥栖は、年明けから福田本人への事実確認を継続的に行い、同時に選手としての活動を自粛させていると明かしたうえで、次のように発表していた。
「事案の内容を見極めて、しっかりと対応を決定してまいります」
翌22日にはすでにファン・サポーターから注文を受けつけていた、福田の背番号6が入った今シーズンのユニフォーム販売を一時的に中止すると発表。さらに協議を進めてきたなかで、福田側との双方合意のもとで契約解除にいたった。
クラブの公式HPで、鳥栖は次のように発表している。
「当クラブとしましては、このような事態を招いてしまったことを重く受け止め、改めて選手・スタッフそしてフロントを含めたコンプライアンスの遵守とガバナンスの徹底に全力で努め、適正なクラブ運営を行なって参ります」
福田も自身のインスタグラムへ、謝罪の言葉を投稿している。
「自分からは話すことが出来ない事情もある中で、色々な葛藤がありましたが、サッカーを続ける決断としてこのような形になりました。(中略)このような形になり今まで応援していただいた皆様、本当に申し訳ございません。自分の未熟さを見直し、またグラウンドでの姿を見せられるように一からやり直します」
文面で用いられた「葛藤」という言葉からは、福田の胸中に相反する感情が存在し、最終的に契約解除へ同意するまで迷い続けた跡が伝わってくる。
三重県四日市市で生まれ育った福田は、地元の名門・四日市中央工業高から鹿屋体育大をへて2015シーズンに鳥栖へ加入。2019シーズンにはキャプテンを務めるなど、豊富な運動量を武器とする中心選手として活躍し、ピッチの外では2016年10月に結婚した夫人との間に2人の子どもが生まれていた。
2020シーズンからは湘南ベルマーレへ完全移籍。成長へ向けて新たな一歩を踏み出したはずが、同年8月には当時J2のアルビレックス新潟へ突然移籍した。不可解な動きを見せた福田に関しては当時も『NEWSポストセブン』が、湘南在籍時に後輩選手の妻へ不適切なセクハラメッセージを複数回送付していたと報じた。
同メディアの取材に、家族のために一からやり直すと誓った福田は2022シーズンから古巣の鳥栖へ復帰。副キャプテンを務めた昨シーズンはチームが最下位に沈み、13年間にわたって守り続けたJ1から降格したなかで、30試合に出場して3得点をあげた。しかし、今回の『NEWSポストセブン』の報道によれば2022シーズンから、インスタグラムを介して知り合った女性との不倫を繰り返してきたという。
おりしもプロ野球界では、西武の源田を巡る不倫が騒動となっていた。
昨年末の『週刊文春』による報道がきっかけとなった騒動は、源田側が沈黙を貫いた影響で年をまたいでヒートアップ。最終的には1月12日に源田が囲み会見に応じて、自らの不倫を認めるとともに謝罪し、夫婦での出直しを誓った。