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オリックスはオンラインカジノ問題で活動を自粛させていた山岡の練習再開を認める
オリックスはオンラインカジノ問題で活動を自粛させていた山岡の練習再開を認める

「ボールを握れない日々を過ごし野球が自分にとっていかに大切なものだったかを痛感」オリックスがオンラインカジノ問題で活動自粛を命じていた山岡泰輔の練習再開を認める

 オリックスは12日、国内では認められていないオンラインカジノの利用によるコンプライアンス違反の疑いがあるとして活動自粛を命じていた山岡泰輔(29)の活動再開を13日から認めることを発表した。オリックスのリリースによると、球団は自粛期間中に山岡との対話を通し、本人が強く反省していると判断し今回の判断に至ったもの。山岡は当面、チームに合流せず個人練習を行う予定だという。

「信頼を損ねることになった行動を深く反省」

 山岡は球団を通じて「皆様にご心配とご迷惑をお掛けしたことをお詫びします。皆様からの信頼を損ねることになった行動を深く反省しています」と謝罪。
 さらにこうコメントを出した。
「自粛期間中、自分と向き合いながらボールを握れない日々を過ごし、野球が自分にとっていかに大切なものだったかを痛感しました。自分が責任を負うのは当然ですが、宮崎から突然いなくなり、今もご心配をお掛けしているファンの皆様には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。これからは野球選手として、ひとりの社会人として、もう一度皆様からの頼を得られる人間にならなければならないと思います。このたび、私自身の思いを球団に伝え、理解を得て、活動を再開することになりました。野球ができることの喜びを胸に刻んで、全力を注いで取り組んでまいります」
 オリックスは2月17日に山岡のオンラインカジノ利用に関する情報を入手した NPB より調査依頼を受け、翌18 日に山岡本人と面談。過去に海外でのカジノのライセンスを取得しているサイトが運営するポーカーゲームのトーナメント大会に参加していた事実を確認した。NPBも顧問弁護士が、直接、山岡をヒアリングし、オンラインカジノの利用の事実を確認した。
 山岡はオンラインカジノを違法だと認識していなかった。利用したオンラインカジノは「野球を含むスポーツを対象にしたものではなかった」という。球団は山岡に「違法性の認識の有無に関わらず、社会的影響力の大きいプロ野球選手としての自覚を欠いた行動であった」との見解を伝えて活動自粛を命じていた。
 またNPBは、各球団に過去にオンラインカジノを利用したことのある選手へ自主的に名乗り出るよう呼び掛けることを依頼。これまで山岡を含めて8球団18人の自主申告があったが、球団名並びに選手名は公表していない。

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