
え?それ本気?井上尚弥に2度敗れた42歳ノニト・ドネアがモンスターとの3度目対決とWBC王者の中谷潤人への挑戦を熱望…「すべてのベルトを手にしたい。私にはそれができる」
プロボクシングのスーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31、大橋)と2度戦い敗れた元4階級制覇王者のノニト・ドネア(42、フィリピン)が飽くなき気炎をあげた。米専門サイト「ボクシング・シーン」の取材に応じたもの。現役を続行しているドネアは、WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(27、M.T)への挑戦と井上との3度目の対決を熱望し「すべてのベルトを手にしたい。私にはそれができる」と豪語したのだ。現在世界ランキングから消えてしまったドネアの井上との3度目の対戦や中谷への挑戦の可能性は極めて薄いが、マッチメイク次第ではレジェンドが再び日本のリングに登場する機会が出てくるのかもしれない。
ロマゴン、エストラーダとの対戦を画策したが実現せず
え?それ本気? 井上と2度戦った“フィリピンの閃光”ドネアがモンスターとの3度目の対戦と、その井上との「来春東京ドーム」でのスーパーマッチ構想が公表された中谷への挑戦をぶちあげた。
「ボクシング・シーン」によると、ドネアは「モンスターとまた踊りたい(戦いたい)」と語り、「私はあそこまで(井上という強敵と戦う舞台)上がらなきゃいけないんだ。118ポンド(バンタム級)のチャンピオン中谷と戦い、そして4団体統一王者に挑戦し、すべてのベルトを手にしたい。そしてモンスターと戦うとき、私はそれができると思っている。これが僕のゲームプランだ」と熱く語ったという。
ドネアは2019年11月にWBSS決勝を兼ねたWBAとIBF世界バンタム級統一戦で井上と対戦し、2回に眼窩底骨折を負わせる左フックをクリーンヒットするなど大善戦。11ラウンドには疑惑の10カウントもあったが、判定までもつれこんだ末に敗れた。「ボクシング・シーン」もその試合に触れ「リング上でドネアほど井上を脅かした存在はいない。初対決では予想を覆し、全盛期の井上より11歳も年上だったにもかかわらず、ドネアは井上をボコボコにし、鼻血を出させ、切り傷を負わせ、眼窩底を骨折させた。ドネアは判定で敗れたが、井上の尊敬を集め、ファイト・オブ・ザ・イヤーのほとんどを受賞した」と記した。
その後、WBC世界バンタム級王者に返り咲き、2022年6月に井上と再戦したが、2回TKO負けを喫した。力の差はもう歴然だった。
それでもドネアは2023年7月にWBC世界バンタム級王座決定戦に抜擢され、アレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)と対戦したが、0-3判定で敗れた。このサンティアゴから2024年2月に6回TKOでベルトを奪ったのが、中谷である。
そのWBC世界同級王座決定戦以来、ドネアはリングに立っていない。
同サイトによると、ドネアは、4階級制覇王者のローマン・ゴンサレス(ニカラグア)、元2階級制覇王者のファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)と対戦交渉を行い、元IBF世界フライ級王者のサニー・エドワーズ(英国)とはSNSで応酬するなどしてきたが、すべて実現には至らなかった。
またWBAにはタイトル挑戦が可能になるように5位以内のランキングが確保できるように働きかけたという。ドネアは「1年半ほど前から、チョコラティート(ロマゴン)やエストラーダ、そういった選手たちとの対戦を計画していたんだ。あちこちで話はあった。でも、いざ決まったら、彼らは私と戦わないことを選んだんだ。それが残念なことだ」と説明している。
ドネアが願うのはリング復帰だ。
「今はただ、リングに上がるために自分のために試合を作ろうとしている。リングに上がること、それが今の最大の目標なんだ」
だが、現在はバンタム級の世界ランキングで4団体すべてからその名前が消えてしまった。