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レッドブルの角田裕毅が「世界最速の市街地コース」サウジアラビアGPに向けて気炎をあげた(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)
レッドブルの角田裕毅が「世界最速の市街地コース」サウジアラビアGPに向けて気炎をあげた(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)

「自分自身にもっと高い要求をしていく」レッドブル角田裕毅が「世界最速の市街地コース」サウジアラビアGPに向け気炎…フェルスタッペンのような不満は強調せず「学習中。焦ってはいない」

 レッドブルの角田裕毅(24)が昇格第3戦目となるサウジアラビアGP(18日―20日)に向けての意気込みを語った。F1公式サイト、オランダの専門サイト「GPブログ」が伝えたもの。先のバーレーンGPで9位入賞を果たした角田は反省をした上で「自分自身にもっと高い要求をしていく」と口にした。

「もっとやれたはず」

 バーレーンGPでの9位入賞に満足などしていない。
「ポイントを取れたことは嬉しく思う。でも、もっとうまくやれたはずだ。ペースはかなり良かったし、もっといい仕事ができた。そこで何が起きたかわからないが、ピットストップの面でもチームはもう少しいい仕事をできたはずだ」
 ピットイン後にタイヤ交換を終えた後にピットアウトを示す信号が赤から青にならずタイムロスをするというアクシデントに見舞われ、30周目のターン1ではウィリアムズのカルロス・サインツと接触するシーンもあった。
 6位に沈んだエースのマックス・フェルスタッペンは不満を漏らしたが、角田はチームへの不満を強調することもなく「まだ学習中だ。チームに感謝し、彼らがどれだけサポートしてくれるているかを理解している。それがなければ、ここまで進歩することはできなかっただろう。だから僕は最初はのポイントを大事にしたい」と振り返った。
 オランダの専門サイト「GPブログ」が「トリッキー」と表現したRB21への適応は簡単ではない。ほぼぶっつけ本番となった日本GPでは12位に沈んだが、2戦目にしてトップ10入りを果たすなど、角田は非凡さを示した。
 同サイトは、「姉妹チームのレーシング・ブルズに降格する前のリアム・ローソンよりも角田は、はるかに簡単に足場を固めて、レッドブルでレースをすることができるようになった」と、開幕2戦で角田との交代を命じられたローソンと比較して、角田を評価した。
 昇格3戦目となるサウジアラビアGPは、今季初の3連戦として、時間の猶予なく18日に開幕する。
 角田は、「もちろん、もっといい走りをしたいし、チームに慣れるまでの数週間、自分自身にもっと多くのことを要求していくつもりだ」と、気炎をあげた。
「チームとして、僕たちも、もっと良くなりたいし、もっと上のグリッドで戦いたい。セットアップに関しては、より多くの意見や選択肢を得ることができるし、エンジニアたちとともに日々学んでいる」
 だが、一方で、こうも言う。
「やっていることを続けるだけでいい。間違いなくこの調子でやっていかなければならないし、結果は将来ついてくるだろう。でも同時に焦っているわけでもない」
 実力への自負と共に手応えがあるから、この発言になったのだろう。

 

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