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レッドブルの角田裕毅が同僚のエース、フェルスタッペン(右)に挑戦状を叩きつけた(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)
レッドブルの角田裕毅が同僚のエース、フェルスタッペン(右)に挑戦状を叩きつけた(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)

レッドブル角田裕毅が「フェルスタッペンに勝てる」とサウジアラビアGPを前に同僚へ異例の挑戦状!…4連覇のエースから「自信を深める方法を学んだ」からこそ自らの可能性を疑わない

 レッドブルの角田裕毅(24)が、今日18日に開幕するサウジアラビアGPを前にドライバーズ選手権で4連覇しているエースドライバーであるマックス・フェルスタッペン(27)に「勝てる」と豪語した。専門サイト「ザ・レース」や英「デイリーエキスプレス」など複数の海外メディアが伝えたもの。昇格2戦目で、まだRB21への適応ができておらず、フェルスタッペンから学ぶことが多いとした上で、自らの可能性についてあえてポジティブな発言をした。

 「すぐに彼に勝てないことは分かっている」

 レッドブル昇格後3戦目となるサウジアラビアGPを直前に控えて角田が、同じチームのエース、フェルスタッペンに挑戦状を叩きつけた。
「この車から必要なものをすべて解き放つことができれば、おそらく彼(フェルスタッペン)を倒せることが分かっている」
 「ザ・レース」など複数の海外メディアが報じたもので、英「デイリーエキスプレス」は「角田が大胆な発言をした」と取り上げた。
「すぐに彼に勝てないことは分かっている。今はいい基礎を築こうとしているだけだし、その形になる瞬間を待とうとしているんだ」
 角田はそう続けた。
 開幕2戦でふるわなかったリアム・ローソンに代わってレッドブルに緊急昇格した角田は、“デビュー戦”となった日本GPでは12位に終わったが、2戦目のバーレーンGPでは、ピットインでの信号機トラブルや、ウィリアムズのカルロス・サインツとの接触などがあったものの9位入賞を果たして初のポイントを獲得した。
 適応が難しいとされているRB21をわずか2戦で乗りこなす非凡さを見せつけたが、「私はただこの車がどう動作するのか、どううまく機能するのかを理解しようとしているだけだ。だが、その半分も理解できていない。一生懸命取り組んで、できるだけ早く理解することがカギだ」という。
 そしてフリー走行が課題だと自己分析した。
「これまでのところ、予選とレースですべてをまとめることができているけど、同時にかなり浮き沈みもある。FP1からFP3まで少しアップダウンがある。だから、全体を通してもっと一貫性を保ちたいんだ」
 一方のフェルスタッペンは、日本GPではポール・トゥ・ウインで優勝。バーレーンGPでは、角田と同じくピットインでのトラブルや、ブレーキ問題などに見舞われて6位に沈んだが、角田にはエースから学ぶものがあったという。
「彼はマシンの中で私よりも感じることができるんだ。例えば、ガレージから出るときのタイヤの温度をどう見るかなどだ。予選を通して気温がどんどん下がっているとき、彼はQ1からQ3に向けて調整した。気温が下がっているときは、ウォームアップで自分自身を調整し、どのようにウォームアップをすべきか、ラップタイムをのばしたり、アウトラップのペースを上げたりするために、各コーナーでタイヤにどのように圧力をかけるべきかなどを調整していた」

 

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