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元日本代表MF本田圭佑氏が実質的な監督を務めるU-23カンボジア代表とU-23日本代表の試合が20日にカンボジアのプノンペンで行われることになった(資料写真・ロイター/アフロ)
元日本代表MF本田圭佑氏が実質的な監督を務めるU-23カンボジア代表とU-23日本代表の試合が20日にカンボジアのプノンペンで行われることになった(資料写真・ロイター/アフロ)

どんな試合に?!本田圭佑氏率いるU-23カンボジア代表とU-23日本代表の対戦が20日にカンボジアのプノンペンで緊急決定!

日本サッカー協会(JFA)がU-23日本代表を急きょ立ち上げ、元日本代表MF本田圭佑氏(36)が実質的な監督を務めるU-23カンボジア代表との国際親善試合に臨む。JFAの反町康治技術委員長(58)が16日に明らかにしたもので、20日にカンボジアの首都プノンペンのモロドク・テコ国立競技場で行われる。ロシアワールドカップ後に指導者の道も歩み始めている本田氏が、初めて日本代表チームと対戦する。

緊急決定の裏事情とは?

 自身が運営する音声サービス『NowVoice』のライブ配信で、カンボジアの年代別代表を実質的に率いて、日本の年代別代表と対戦する可能性があると言及したのが7月。本田氏が描いていた構想が、思わぬ形で現実のものとなった。

 JFAの反町技術委員長が16日に急きょブリーフィングを実施。23歳以下で構成される日本代表を新たに立ち上げ、カンボジアの首都プノンペンにある6万人収容のモロドク・テコ国立競技場で、20日に国際親善試合に臨むと明らかにした。

 対戦相手は同じく23歳以下で構成されるカンボジア代表。同国サッカー連盟から対戦を熱望されたと説明した反町技術委員長は、さらにこう続けた。 「この時期にサムライブルー(日本代表)の下のカテゴリーとなるU-21が活動するのは難しいと考えていたものの、ユニバーシアードのサッカー部門がなくなったいま、特に大学生を中心としたチームの国際経験や海外での活動が少なくなっている。大学サッカーの強化という意味でも必要性を感じたなかで急きょU-23日本代表を立ち上げ、大学生を中心にそこ(カンボジア)に参加させていただく形です」

 2年後のパリ五輪を目指す世代はU-21代表として、9月の国際Aマッチデー期間にヨーロッパ遠征を実施。16日には大岩剛監督(50)が、22日にU-21スイス、26日にはU-21イタリア両代表と戦うメンバー21人を発表している。

 U-23代表のメンバーなどの詳細は17日にJFAから発表される。しかし、試合が行われる20日まではあまりに時間が短い。素朴な疑問も頭をもたげてくるなかで、反町委員長は「これにはちょっとからくりがあって」と舞台裏を説明した。

「今回のチームは先に日本で行われた、韓国の大学選抜と戦ったメンバーとかなり酷似しています。その全日本大学選抜のメンバーが今度は韓国で試合を行い、その延長としてカンボジアに乗り込んで試合をする、という形になります」

 コロナ禍で開催が見送られていた大学日韓定期戦が3年ぶりに復活した今シーズン。6月25日にレモンガススタジアム平塚で行われた第1戦を5-0で制した全日本大学選抜は、今日17日に敵地・安養総合運動場で第2戦に臨む。

 チームはその後にカンボジアへ移動すると発表されていたが、全日本大学選抜のままではユニフォームを含めたすべてが日本代表と異なる。カンボジアがU-23代表を編成してくる以上は、日本も同じカテゴリーで対戦すべきだという考えに至ったと明かした反町技術委員長は、U-23代表が今回限りの編成になるともつけ加えている。

「外交上の理由という言葉がいいかどうかはわからないんですけど、U-23日本代表という名前をしっかりと整えて、今回はネーミングだけでなくユニフォームも変えて、日の丸を背負って活動するととらえていただければと思っています」

 敵地で大学日韓定期戦第2戦に臨む23人には、川崎フロンターレ加入が内定しているFW山田新(桐蔭横浜大4年)、清水エスパルス加入が内定しているMF齊藤聖七(流通経済大4年)ら、15人ものプロ内定者が名を連ねている。

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