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大坂なおみが自身のSNSで妊娠を電撃発表した(写真・アフロ)
大坂なおみが自身のSNSで妊娠を電撃発表した(写真・アフロ)

全豪OP欠場の大坂なおみがSNSでエコー写真と共に妊娠を電撃発表…引退はせず「2024年の全豪には出場します」と宣言

 テニスの大坂なおみ(25)が11日(日本時間12日)、自身のSNSにて妊娠を発表した。赤ちゃんとみられるエコー写真とともに英語と日本語の声明文を投稿し「将来に向けて沢山楽しみな事があります。それらの一つには自分の子供が私の試合を見て『あれが私のママ』と誰かに言うことです(笑)」と妊娠を示唆。また「2024年の全豪には出場しますので」と、1年間の出産、休養を経て、来年1月の全豪オープンでコートに復帰する考えを明かした。全豪オープンの主催者は8日に大坂が16日から開幕する全豪オープンを欠場することを発表したが、欠場理由が明らかにされず、「もう復活は難しいという懸念が高まる」などの憶測が飛び交っていた。

 「自分の子供が私の試合を見て『あれが私のママ』と誰かに言うこと」

 

 大坂はSNSに「コートに戻るのが待ちきれませんが、2023 年の小さな命の最新情報をお伝えします」とツイート。
 病院のモニターらしきものに写っているお腹の赤ちゃんと見られるエコー写真と、英語、日本語の声明文を投稿した。
 声明文は「ここ数年は色々な意味で極めて困難でもあり又楽しくもありました。ここ数か月スポーツから遠のいた事は人生を捧げたこのゲームに新たな愛と感謝をもたらしてくれました」(原文ママ)と書き出した。
 2021年は全豪オープンの優勝でスタートを切ったが、メンタルヘルスの問題を告白して東京五輪後に無期限の休養を取り、昨年は、連覇を狙った昨年の全豪オープンでは3回戦負け、続く全仏オープンも1回戦で敗退。アキレス腱の故障を理由に6月のウィンブルドンは欠場し、8月の全米オープンでも腰痛に苦しんで1回戦で敗れ、9月の東レ・パンパシフィック・オープンの2回戦での棄権以来、コートから離れていた。
 そして声明文は、「人生は非常に短いと認識し当たり前と思わずに毎日が新たな挑戦と喜びです。将来に向けて沢山楽しみな事があります」と続き、「それらの一つには自分の子供が私の試合を見て「あれが私のママ」と誰かに言うことです(笑)。2023年は私にとって色々と勉強する年となります」と、妊娠したことを示唆。今年1年は出産、休養に当てることを明かした。大坂は、豪州オープンの出場が、取り沙汰されている間に、米国人ラッパーで恋人のコーデー氏とパリへの欧州旅行を楽しんでいる写真をSNSにアップしており“父親“はコ―デー氏とみられる。
 だが、このままコートを去る考えはなく、「来年明けから皆さんに会えることを期待しています。2024年の全豪には出場しますので。永遠に愛しています」と続け、来年1月の全豪オープンから復帰するプランを練っていることを明らかにした。

 大坂の全豪オープンの欠場が発表された際には、海外メディアから厳しい声が飛び交った。
「25歳(の大坂)の欠場は、グランドスラム4度優勝者が、もう復活できないかもしれないという懸念をさらに高めるだけのものとなるだろう」(シドニー・モーニングヘラルド紙)
「コートに最後に姿を見せたのが昨年9月。25歳(の大坂)にとって厄介な年になってきた。今年最初のグランドスラム大会(全豪オープン)を欠場するのでは?との憶測は、彼女が大会の前哨戦に一切出場登録していないことで濃厚になっていた。日本人スター(の大坂)は今、WTAランキングを42位に落とし、復帰時期は不明のまま。もし彼女が今年3月のマイアミオープンで勝ち進めなければ、この7年間で初めてトップ100位から落ちるかもしれないというおそれがある」(ユーロスポーツ)
 だが、全豪オープンの欠場理由が妊娠となるとまた見方も変わってくるだろう。
 過去に出産、休養を経てカムバックに成功した選手としては全米オープンで大坂と激闘を演じた元世界ランク1位のセリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)や、キム・クレイステルス(ベルギー)、ヴィクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)らがいる。
 大坂は声明文の最後に「追記」としてこう綴っている。
「人生において完璧で正しい道なんて無いと思います。ただ良い目的で前進し続けさせすれば自分の道が開けると思っています」
 ママになる大坂の決意表明だった。

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