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阪神の岡田監督が「森下3番」構想を示唆した(写真・黒田史夫)
阪神の岡田監督が「森下3番」構想を示唆した(写真・黒田史夫)

“レジェンド”掛布雅之氏がばらしちゃった?!「内緒の話やったんやけど」の岡田阪神「3番森下」”アレ構想”…残るは空白の6番問題

 阪神の岡田彰布監督(65)は21日、沖縄の第5クールの総括会見でドラフト1位の森下翔太(22、中央大)を「3番ライト」で起用する構想があることを示唆した。阪神OBの掛布雅之氏(67)との雑談の中で明かした極秘構想が、ひょんなことからインタビューの問答の中で表沙汰になったものだが、4番の大山悠輔(28)、5番の佐藤輝明(23)との歴代ドラフト1位で組まれるクリーンナップは、まさに虎の理想形。残る問題は空白となっている6番を誰にするかだけ…になった。

 「3月半ばまで言わない話やったんやど」

 

 阪神OBでスカイAの名物ディレクターである福家雅明氏の”ちょっとした質問”が岡田監督の心に秘めていた”アレ構想”を暴露する形になった。
――掛布雅之さんが、解説で3番・森下、4番・大山、5番・佐藤輝のクリーンナップを組めれば最高だなという話をしていました。
 第5クールの総括会見でTVの代表インタビューを受け持った福家氏が、そうふると岡田監督は、「それは内緒の話やったんやけど。3月半ばまで言わない話やったんやけど。まあでも可能性はあるんじゃないかな」と苦笑いして森下3番説を肯定したのである。
 実は、19日に沖縄キャンプを初訪問した掛布氏は、岡田監督への挨拶に向かい、球場内の監督室に招かれて15分程度の雑談を交わした、その中で岡田監督は、1985年の優勝時に共にクリーンナップを組んだ“盟友”の掛布氏に、「森下3番構想」を打ち明けていた。その翌日に掛布氏は、スカイAのキャンプ中継の解説を務め「森下3番、大山4番、佐藤5番のクリーンナップを組めれば最高ですね」とコメント。福家氏は、その言葉を岡田監督にぶつけたのだが、思いもよらぬ形で“アレ構想”が明るみになってしまったのである。
 岡田氏は、23日の中日との練習試合から、さっそく森下を3番でテスト起用する考えがあることを示唆。「外国人が怪我で出られないからな。それがあるんで、決められることは、まだないんだけども、そういう可能性(森下3番)もあるんじゃないかということやね」と説明した。
 当初、岡田監督は、新外国人のノイジーを3番で起用、4番大山、5番佐藤、森下は6番に置く構想を描いていた。
 ノイジーは、調査通りにセンターを中心にコンタクト能力の高い打撃技術を見せ、ボールの見極めへの対応力があることも披露していた。
 岡田監督は、「まだ入らなくてもええのに」と、キャンプの序盤からベースランニングや守備練習に積極参加するノイジーを心配していたが、案の定、米国の調整とは違うオーバーペースがたたったのか、左腰を痛めて別メニューとなった。開幕に間に合うかどうかわからない状況で、岡田監督も、シーズンを考えると、ここで無理をさせる考えはなく、空白となった3番に森下をあてはめるという第2プランを考えたのである。

 

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