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WBCで優勝候補筆頭のドミニカ共和国代表のゲレーロJr.が右膝の故障で大会を辞退することになったが…(写真・AP/アフロ)
WBCで優勝候補筆頭のドミニカ共和国代表のゲレーロJr.が右膝の故障で大会を辞退することになったが…(写真・AP/アフロ)

大谷翔平と本塁打王を争ったゲレーロJr.が右膝故障でWBC辞退もドミニカ共和国にショックなし?!…「彼を欠いても豪華ラインナップの優勝候補だ」と米メディア指摘

 

WBCでの優勝の最有力候補と評判のドミニカ共和国代表に選出されていたブルージェイズのウラジミール・ゲレーロJr.(23)が右膝の故障で出場辞退することが4日(日本時間5日)チームから発表された。
 ゲレーロJr.は、3日(日本時間4日)に行われたグループフルーツ・リーグのレイズ戦で、タイムリーを放った際の走塁で、右膝に違和感を覚えた。すぐに交代せずにホームにも生還したが、守備時にベンチへ退き、その後、病院でMRI検査を行った。翌日は試合に出場せずチームの施設での打撃練習を予定していたが、練習を休み治療を受けた。
 ブルージェイズのジョン・シュナイダー監督は、「我々は、ものすごく慎重に考えている。昨日よりも、少し感触は良い。その日、その日の様子を見ていく」とコメント。故障は深刻なものではないそうだが、コンディション不良のまま、WBCに出場することは、肝心のシーズンの開幕に向けてのリスクが大きいため、今回は辞退をする道を選んだ。
 ゲレーロJr.は、2021年にエンゼルスの大谷翔平と激しい本塁打王争いを演じて48本塁打でタイトルを獲得。昨季も160試合に出場して打率.274、32本塁打、97打点の活躍でチームのポストシーズン進出に貢献した。
 WBCの公式サイトが、ドミニカ共和国を優勝予想ランキングの1位にリストアップ。米ファンデュエルのオッズでも、ドミニカ共和国がトップで2倍(ちなみに2位は米国で2.8倍、3位は日本で3倍)と支持されているチームにおいて、一塁でクリーンナップが予定されていたゲレーロJr.の離脱は母国のファンに衝撃を与えた。しかし、彼一人が抜けたところでびくともしない豪華布陣がある。
 米CBSスポーツは、ゲレーロJr.の故障によるWBC辞退を伝える記事の中で「ゲレーロJr.は、戦力が揃ったドミニカ共和国のWBCロースターの中で、唯一の純粋な一塁手だった。しかし、ロビンソン・カノが、この数年一塁でプレーしたことがあり、彼の埋めることになるかもしれない。臆測だが、パイレーツのカルロス・サンタナや、まだ、どこの球団とも契約していないフリーエージェントのミゲル・サノも一塁手で、追加招集されるかもしれない」と、今後のチームの緊急対策を予想。
 その上で「ゲレーロJr.を欠いたとしても、ドミニカ共和国は依然としてラファエル・デバース、マニー・マチャド、フリオ・ロドリゲス、フアン・ソトらのMLBのオールスター選手を抱えた、そうそうたるラインナップを構築できる」と、さほど影響がないことを指摘した。

 

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