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フランクフルトの鎌田大地のドルトムント移籍話が消滅(写真:なかしまだいすけ/アフロ)
フランクフルトの鎌田大地のドルトムント移籍話が消滅(写真:なかしまだいすけ/アフロ)

なぜ鎌田大地のドルトムント入りが消滅したのか…移籍希望はスペインのバルセロナ、アトレティコ・マドリードか

 アイントラハト・フランクフルトに所属する日本代表MF鎌田大地(26)の去就が再び騒がしくなってきた。複数のドイツメディアが5日までに、鎌田サイドと移籍がほぼ確実と見られていたボルシア・ドルトムントの交渉が決裂したと伝えた。フランクフルトとの契約が6月末で満了を迎える鎌田はスペインへのフリー移籍を希望し、今後の動向を注視するクラブとしてバルセロナとアトレティコ・マドリードがあげられている。

5年総額約25億円の巨額契約になると報じられていたが…

 

 ブンデスリーガの強豪ドルトムントへの移籍が合意に達したとドイツメディアで報じられてから約1カ月半。鎌田の去就問題が再び動き始めた。
 複数のドイツメディアが5日までに、鎌田のドルトムント入りがほぼ消滅したと報じた。ドルトムントに関するニュースや情報を専門的に扱う『BVBWLD』は、タイトルに「結局のところ、鎌田大地は来ない?」と打った記事のなかで次のように伝えた。
「数週間前に『ほぼ確実』と報じられた鎌田のドルトムントへの加入が、実現しない可能性が高くなった。26歳の日本代表選手はドルトムントに魅力を感じておらず、ドルトムント側の関心もかなり冷めている。まだ何も決まっていないが、すでに2、3週間前から両者の間に接触がない状況からも、鎌田が来シーズンのドルトムントでプレーする姿は見られないだろう」
 5大リーグを中心に、ヨーロッパサッカーのさまざまなニュースを報じる『FOOTBALL TODAY』は、鎌田とドルトムントの現状を「決裂」という強い表現で伝えた。
「ドルトムントは鎌田の新天地として期待されていた。しかし、両者の交渉はすでに決裂し、ドルトムントは鎌田を獲得する最有力候補から外れてしまった」
 ここまで鎌田のドルトムント移籍に関しては、契約内容も具体的に報じられていた。
 スポーツ専門放送局の『Sport1』によれば、契約期間は5年間で、年俸はフランクフルト時代の2倍以上となる550万ユーロ(約7億8700万円)から600万ユーロ(約8億6000万円)の間。さらにフリー移籍に伴う特別ボーナスとして1200万ユーロ(約17億2000万円)も支払われ、このうち3分の2を鎌田本人が受け取るとされていた。
 相思相愛に映る状況に、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリスト、ファブリツィオ・ロマーノ氏が自身のツイッター(@FabrizioRomano)でこうつぶやいたほどだ。
「鎌田はドルトムントとの5年契約に口頭で合意した」
 一転して決裂したのはなぜなのか。そして、鎌田は新天地をどこへ求めるのか。
 選択肢から2017年夏に加入したフランクフルトが正式に除外された。幾度となく契約延長を鎌田サイドへオファーしてきた同クラブのスポーツディレクター、マルクス・クレーシェ氏は1日にオンエアされた公共放送局『ZDF』の番組内で次のように語っている。
「大地に関しては、私たちのもとを去る可能性が高くなった。出会いと別れが繰り返されるのは毎年のことだ。クラブとして決断を下さなければいけない」

 

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