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ウィンブルドンでも非難の的となっていた“ボールガール事件”のブズコバがSNSを更新。誹謗中傷コメント削除の対抗手段に出た(写真・AP/アフロ)
ウィンブルドンでも非難の的となっていた“ボールガール事件”のブズコバがSNSを更新。誹謗中傷コメント削除の対抗手段に出た(写真・AP/アフロ)

「恥を知れ!」「謝罪はいつ?」“ボールガール失格事件”の弁解と反論を始めたブズコバがSNS更新でまた“炎上騒ぎ”…渦中の加藤未唯は連覇狙った混合でまさかの初戦敗退

 開催中のウィンブルドン選手権で、テニスの全仏オープンで起きた“ボールガール失格事件”についての弁解や反撃をぶちまけて物議を醸し出しているマリエ・ブズコバ(24、チェコ)が6日(日本時間7日)に自身の公式インスタグラムを更新、その問題には触れていないが、空気を読まない言動に再び世界中から非難を浴びる炎上騒ぎを招いた。一方全仏で失格となった加藤未唯(28、ザイマックス)は、アルディラ・スーチャディ(28、インドネシア)とペアを組んだ臨んだ女子ダブルス1回戦に快勝したが、全仏に続く連覇を狙った混合ダブルスでは、ペアが変わった影響からか1回戦で敗退を喫した。日本時間の今日8日には渦中のブズコバ組が女子ダブルス1回戦に登場する。

 対戦相手のラストゲームに敬意を示したが…

 

 弁解や“口撃”で再び世界中の非難の的となっている状況に気がついていないのか。それとも、そんな声などまったく意に介していないのか。
 渦中のブズコバが自身の公式インスタグラム(@maryybou)を更新し、まだコメント欄が炎上する騒動を招いた。
 開催中のウィンブルドン選手権で女子シングルスにもエントリーしているブズコバは、現地時間6日の2回戦でアネット・コンタベイト(27、エストニア)に6-1、6-2でストレート勝ち。3回戦進出を決めた直後にSNSを更新した。
「アネット、あなたの素晴らしいキャリアを祝福します。あなたがいなくなるのは本当に寂しいし、あなたが戻ってくるのを私たち全員が願っています」
 ネットをはさんでコンタベイトと笑顔で向き合い、敗者をねぎらうように、自身の右手を相手の背中へ伸ばしている写真ともに、ブズコバは、英語で綴った。
 昨年6月には、世界ランキング2位に名を連ねていたコンタベイトは、今回のウィンブルドン選手権を最後に、現役を引退すると表明していた。腰椎椎間板変性症に悩まされ、本格的なトレーニングや競技生活を続けるのは難しいと苦渋の決断を下していた。
 混合ダブルスにもエントリーしているコンタベイトだが、WTAツアーで6勝をあげるなど、長く第一線で活躍してきたシングルスはブズトバ戦が最後になった。ハートマークやスマイルの絵文字も添えられたブズコバの投稿には、コンタベイトへのリスペクトとともに、病魔を克服した先には復帰してほしいという願いも込められてきた。
 しかし、ブズコバが置かれた状況がコメント欄を炎上させた。
 ブズコバが“悪役”として非難の的となったのは、6月の全仏オープンの女子ダブルスで加藤・スーチャディ組と対戦した3回戦。第2セット途中のポイント間に加藤がバックハンドで返した球が、ボールガールの首付近をダイレクトで直撃。審判は最初、加藤へ警告を出したが、ブズコバとサラ・ソリベストルモ(26、スペイン)が「失格じゃないの」「ボールガールが泣いているじゃない?」「わざとじゃないの?」と激しく抗議。
 加藤は故意ではないと説明したが、協議の上、スーパーバイザーが危険行為による失格を通告した。スポーツマンシップに欠ける行為と共に、失格を勝ち取り、ほくそ笑んでいた姿が、世界中のテニス関係者やテニスファンから批判された。

 

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