22億円以上を稼いだ“最強馬”イクイノックスが電撃引退
“世界最強”イクイノックスが7億円をゲットできたかもしれない有馬記念をパスして電撃引退した舞台裏とは…種牡馬として初年度から10億円以上を生み出す可能性も
ジャパンカップ(11月26日)でGⅠ6連勝を飾り、総獲得賞金が22億円を超え、歴代トップに立ったイクイノックス(牡4歳、木村哲也厩舎)の引退、種牡馬入りが30日、馬主のシルクレーシングから発表された。けい養先となる社台スタリオンステーションから高額オファーが届き、初年度の種付け料は破格の1800万円とも言われる。有馬記念に勝てば1着賞金にボーナスを加えて7億円が入る計算だったが、それを見送っての決断。その背景にあったものとは?
ルメールが流した涙の意味
ナスを含めて7億円が入ってくるところだった。だが、競走馬には不測の事態がつきもの。万が一のことを恐れ、種牡馬としての未来を考えると引退は必然だったようだ。
競馬関係者の一人は、こう説明した。
「この馬に出資しているシルクホースクラブの会員は残念がっているでしょうし、もう1回、あの走りを見たいと思っているファンも多いことでしょう。でもイクイノックスは競馬界の宝物。最大級の評価を得て、これ以上走る理由が見当たらない。いま世界で最も注目されている馬ですから」
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