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FAの大谷翔平が大本命のドジャースとブルージェイズと面談…カブスは後退(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
FAの大谷翔平が大本命のドジャースとブルージェイズと面談…カブスは後退(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

大谷翔平がドジャース、ブルージェイズと面談…カブスが後退で移籍先候補は4球団に絞られる

 去就が注目されているフリーエージェント(FA)のエンゼルス大谷翔平(29)が大本命のドジャース、ブルージェイズの2球団と面談をしていたことが6日、明らかになった。ロスアンゼルスタイムズ紙とジ・アスレチックの記者が、それぞれ報じたもの。またカブスの後退も伝えられ、いよいよ大谷の移籍先候補がドジャース、ブルージェイズ、ジャイアンツ、エンゼルスの4球団に絞られてきた。

 ドジャースは監督も出馬

 

 ウインターミーティングの開幕と同時に極秘で進んでいた大谷のFA交渉の情報が漏れ伝わってきた。大きなニュースは大本命と目されるドジャースの面談情報だ。
 ロサンゼルスタイムズ紙のジャック・ハリス記者はXで「デイブ・ロバーツ監督はドジャースが先週、大谷とドジャースタジアムで会ったと明かした」と投稿した。
 ドジャースが、先週、日系監督であるロバーツ監督を交えて面談したというのだ。ドジャースは、10年連続ポストシーズン進出を果たしている強豪で「ヒリヒリした戦いを」求めている大谷の条件と符号する。5億ドル(735億円)から6億ドル(882億円)に達するとされる巨額マネーを用意できる資金力があり、エンゼルスと同じロスで生活環境も変わらないため、各メディアや著名記者が、揃って大本命としている。そのチームが速攻で交渉テーブルについたというのだ。ドジャース本命説は、より強固になったのかもしれない。
 一方で敏腕記者で知られるスポーツサイト「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者は、大谷がフロリダ州にあるブルージェイズの施設を訪問して、ブルージェイズの首脳と面談した可能性があることを報じた。
「ブルージェイズの球団関係者たちが日本人スーパースター(の大谷)と月曜日(日本時間5日)にフロリダ州ダンイーデンにある球団のスプリングトレーニング施設で面談したと考えられている」
 同サイトは、「大谷がFAを決断する日程が不明な状況の中で、この面談はブルージェイズと他のチームが交渉の最終段階に入っていることを示唆するものだろう」と付け加えた。
 面談した可能性を裏付ける証拠として、ロス・アトキンスGMの姿が月曜日にウィンターミーティングの会場になく、ジョン・スナイダー監督も月曜日に予定していた会見を火曜日にずらしたという。また大谷の代理人も月曜日にウィンターミーティングの会場があるテネシー州にいなかったという。
 さらに同サイトは「準備に向けた集中や細かな部分まで妥協しないことが特徴の大谷にとってブルージェイズのスプリングトレーニングの拠点を訪れることは交渉を進めていく上で必要なものだろう。エンゼルスの一員として大谷はブルージェイズの本拠地ロジャースセンターではプレーしたことがあるが、2021年に開設したこの球団の1億ドル(約147億円)のフロリダの練習施設を見たことがなかった」と紹介した。
 ローゼンタール記者の情報を受けて、ニューヨークポスト紙のジョン・ヘイマン記者は、Xで「ブルージェイズは大谷獲得に望み薄ではなく、相当な候補として見なされるべきだ」「確かだと思われるフロリダ州のブルージェイズへの訪問前に、大谷は何人かの知人にトロントについて好意を抱いている(ドジャースを含めて、その他のいくつかの都市や球団にも)と話していた。ブルージェイズを無視してはいけない」と投稿。ブルージェイズが移籍先の有力候補として残っていることを報じた。
 またUSAトゥデイ紙のボブ・ナイチンゲール記者は、「カブスの大谷獲得の楽観論は大きく弱まったと上級幹部の1人が語り、最終候補となりそうな球団としてドジャース、ブルージェイズ、エンゼルス、ジャイアンツが残った」とXに記し、カブスが争奪戦から一歩後退したという情報を伝えた。
 大谷の移籍先候補は、ドジャース、ブルージェイズ、ジャイアンツ、エンゼルスの4球団に絞られたことになる。

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