大谷翔平がプライベートジェットでブルージェイズ本拠地のトロントへ移動中?!「いやフライトに乗っていない」「時間はかかる」…米メディアで分刻みで情報が錯綜
フリーエージェント(FA)の移籍先が注目されているエンゼルス大谷翔平(29)の情報が錯綜している。ドジャース専門サイトのドジャース・ネーションのJP・ホーンストラ記者は「ブルージェイズと契約する」と断定的に報じ「24時間以内に決まる」と第1報を打ったMLBネットワークのジョン・モロシ記者は「今日トロントへ移動中」との最新情報を伝えた。SNS上ではアナハイムからトロントへ向かうプライベートジェットのスケジュールを発見したユーザーもいるなど、分刻みで報道が過熱。最新情報では情報通として知られるUSAトゥデイのボブ・ナイチンゲール記者が「大谷はトロントにいない。トロント行きのフライトにも乗っていない。南カリフォルニアの自宅にいる」とXに投稿した。
「ブルージェイズと契約する」との断定的な報道も
いよいよ大谷の歴史的なFA移籍が決まるのか。
ウインターミーティングの終了と同時にMLBネットワークの敏腕記者であるモロシ氏が、「24時間以内に決まる」と第1報を報じて、ドジャース・ネーションのJ.P.ホーンストラ記者は、複数の情報筋の話として「大谷がブルージェイズと契約する。二刀流のスーパースターは野球史上最も儲かるFAの追求サスペンスに終止符を打った。早ければ今夜にも正式発表が予定されている」と断定的に伝えた。だが、その後、複数の米メディアが、決定のニュースを打ち消し、モロシ記者も「大谷選手に関しては、記録的な契約のためには身体検査が広範囲にわたることを忘れないで下さい。たとえ大谷選手が予想通りに 24 時間以内に決断したとしても、メディカルレビューのプロセスにより 合意には数日間かかる可能性があります」と伝えたが、最新のXには「今日トロントへ移動している途中」と投稿した。
Xでは、大谷が住むアナハイムからブルージェイズの本拠地のトロントへ今日移動するプライベートジェット機のスケジュールを発見したという投稿もあり、CBSスポーツのアナリストであるジム・ボーデン氏は、「これが大谷に関係するものかどうかは誰にも分からないが、今朝アナハイムからトロントに飛ぶ予定のプライベートジェットを特定した「X」ユーザーの功績は称賛に価する」とリポストした。
大谷は、今週、フロリダにあるブルージェイズのキャンプ施設を訪問し、そこでGM、監督と面談の場を持ったとされている。ドジャース・ネーションによるとブルージェイズは、240億ドル(約3兆5000億円)の企業資産価値を持つロジャース・コミュニケーションズが所有しており、全国のテレビ局とラジオ局を経営するロジャースのトニー・スタフィエリCEOにとっては、5億ドル(約735億円)以上とされる大谷との巨額な契約マネーを用意することは難しくないという。
同サイトがつかんだ情報筋の話によると、ロジャースは、大谷との契約をフィールドへの影響を上回る価値を持つ企業投資と見なしているそう。大谷は、2021年から2022年にかけて、フィールド外でのエンドースメント契約の価値を3倍に増やして野球界で最も市場価値の高い選手となっている。
ブルージェイズは、今季ワイルドカードでツインズに敗れたが、大谷が希望するワールドシリーズ進出の可能性を秘めたチーム。また花巻東高の先輩である菊池雄星が所属しており、チームにも溶け込みやすい。
ただ前出のモロシ記者は「まだどこのチームとも契約していない」とも報じ、ESPNのアルデン・ゴンザレス記者が「大谷はまだ決断を下していない。最終的にブルージェイズにならないと言っているわけではない。私の理解では、現時点ではその決定は下されていないということ」とXに投稿するなど、ドジャース・ネーションの「契約する」との断定的な報道を打ち消している。また最新情報としてはナイチンゲール記者が「大谷はトロントにいない。トロント行きのフライトにも乗っていない。南カリフォルニアの自宅にいる」とXに投稿。NYポストのジョン・ヘイマン記者も追随した。
決断の時が迫っていることは確かなようだが、決定と打てるまでの段階にはないようだ。大本命と称されていたドジャースの巻き返しはあるのか。それともブルージェイズで決定するのか。大谷の決断に全米の注目が集まっている。