• HOME
  • 記事
  • 野球
  • なんというド軍愛?!大谷翔平がドジャースと山本由伸の直接交渉に“説得役”として参加していた…“切り札投入”でメッツ、ヤンキース、ジャイアンツら6球団大争奪戦の流れが変わるか?
WBCで世界一を手にした大谷翔平と山本由伸がドジャースでもタッグを組む?(写真・AP/アフロ)
WBCで世界一を手にした大谷翔平と山本由伸がドジャースでもタッグを組む?(写真・AP/アフロ)

なんというド軍愛?!大谷翔平がドジャースと山本由伸の直接交渉に“説得役”として参加していた…“切り札投入”でメッツ、ヤンキース、ジャイアンツら6球団大争奪戦の流れが変わるか?

 ドジャースはオリックスからポスティング申請した山本由伸(25)と12日(日本時間13日)にドジャースタジアムで面談を行い、その直接交渉の場にド軍の“応援団”として10年7億ドル(約1015億円)で契約を果たした大谷翔平(29)が同席していたことが明らかになった。米スポーツサイト「ジ・アスレチック」の記者が報じたもの。山本を巡ってはメッツ、ヤンキース、ジャイアンツ、ブルージェイズ、レッドソックスが獲得に乗り出しているが、侍ジャパンでタッグを組んだ大谷の異例とも言える登場で一気にド軍に流れが変わる可能性が出てきた。

 ベッツ、フリーマンの大物2人も同席

 

 ドジャースが山本獲得に向けて最高級の“切り札”を投入した。ドジャースは12日にドジャースタジアムで山本と直接面談を行ったが、その場に、契約合意に達したばかりで、日本時間明日15日に入団会見を控えている大谷がドジャースの“応援団”の一人として同席したというのだ。
 大谷の前代未聞の97%を後払いにするという契約の詳細をスクープしたジ・アスレチックのファビアン・アルダヤ記者とケン・ローゼンタール記者が「情報筋の話」としてXに投稿したもの。
 その面談には、大谷に加えて山本が憧れているムーキー・ベッツ、そしてフレディ・フリーマンというドジャースを代表する大物2人も同席した。ジ・アスレチックによると、山本がドジャースタジアムに入ると「彼の名前が描かれドジャースのユニホームを着たかのようなビデオ映像がスコアボードに映された」という。
 世界一となった今春のWBCでは侍ジャパンのチームメイトとして共にプレーした2人。山本は大谷をリスペクトしており、二刀流スターが、そこで何を話したかはわからないが、ドジャースにとって、これ以上ないチームのアピールになったことだけは間違いないだろう。もしそこで大谷が「私がドジャースを選んだ理由」でも語っていれば、それは強力な説得力を持つ。
 大谷は、異例の年俸の97%を2034年からの10年間に受け取る後払いの契約を結んだ。球団の贅沢税を軽減して補強費を確保できるようにと大谷が自ら申し出た。贅沢税の算出方法としては、年俸4600万ドル(約66億7000万円)扱いとなるが、球団にとって山本獲得の資金に余裕が生まれたのは間違いない。
 大谷が山本説得の大役を承諾したのも「ひりひりした9月」を実現するには、山本の右腕が必要だと感じたからだろう。9月に右肘にメスを入れた大谷は、2024年はマウンドには立てずDHに専念することになるだけに、なおさら先発投手陣強化の切り札となる山本の獲得を全面バックアップしたのかもしれない。なんとも凄いドジャース愛だ。
 山本争奪戦は激化している。メッツは大物オーナーで知られるスティーブ・コーエン氏が、わざわざ来日して、ディナー交渉の場を設けた。そこには山本の家族も出席していたという。メッツで今季サイヤング賞候補にあがる活躍をした千賀滉大も、山本の入団をバックアップしている。続いてジャイアンツが10日に会談、11日にはヤンキースがオーナーのハル・スタインブレナー氏、9月9日にZOZOマリンでのロッテ戦で山本が達成したノーヒットノーランを目の前で見たブライアン・キャッシュマンGM、アーロン・ブーン監督、マット・ブレイク投手コーチら上級幹部が総出でロスにまで出向き交渉を行った。ヤンキースは山本獲得に備え、背番号「18」を今年1年空けたままにしてあり、一部報道によると、ヤンキースのレジェンドでGM特別アドバイザーの職にある松井秀喜氏の出馬も計画されているという。また大谷争奪戦で話題となったブルージェイズとの面談も予定されており、レッドソックスも獲得に名乗りをあげている。

 

関連記事一覧