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ソフトバンク中村晃のSNS投稿が「スワッ!FA山川穂高の西武への人的補償か?」と騒動になった(写真・AP/アフロ)
ソフトバンク中村晃のSNS投稿が「スワッ!FA山川穂高の西武への人的補償か?」と騒動になった(写真・AP/アフロ)

「本当にないの?」SNSを騒がせたソフトバンク中村晃の西武への山川穂高FA“人的補償騒動”は本当に臆測で終わるのか?

 ソフトバンクの中村晃(34)が自身のインスタのストーリーで「本日、私だけ球場には行きません」と投稿し、福岡市内で行っている自主トレ欠席を明かしたことで、SNS上で西武からFAで移籍した山川穂高(32)の人的補償に選ばれたのではないか、との憶測を呼び大騒動となった。3時間後に中村が臆測を打ち消す投稿をして騒動は収まったが、本当に中村が人的補償で西武へ移籍する可能性はないのだろうか。

 インスタ投稿にファンがSNSで騒ぐも3時間後に終結

 

 たったひとつの投稿が臆測を呼びSNSに騒ぎを起こした。8日の午前中に中村が「本日、私だけ球場には行きません。他の選手は練習していますので、よろしくお願いします。明日は休日となります」とインスタに投稿。福岡市内で若手選手と共に行っている自主トレを突如欠席することを伝えたのだ。FAで山川がソフトバンクに移籍した西武は人的補償を求める方針を明かしており、すでにリストが提出されていることから、誰を指名するかに注目が集まっている時期とも重なり、SNSでは、ソフトバンク、西武の両ファンの間で「中村が人的補償に選ばれたのでは?」の臆測が飛びかい、もうすでに決まったものだとして様々な意見が入り乱れる騒動に発展した。検索トレンドワードで「人的補償」、「中村晃」がランクインする異常事態となった。
 ソフトバンクファンからは「晃は絶対に必要」「手放してはならない」「山川選手のために晃選手をとられるなどありえない話で、冗談でも聞きたくない」「なぜあんなのを取ってアキラを出すのか?」などの怒りの声がほとんど。
 山川が不起訴となったものの女性への強制性交容疑で書類送検されている経緯や、育成よりも大型補強に頼っている球団の方針などへのバッシングが吹き荒れている中での生え抜きのベテラン放出の噂が飛び交ったとなれば、怒りの声が出るのは当然だろう。
 一方の西武ファンは「来たらスタメン確定」「本当に来てくれるの?」などの大歓迎の意見と同時に「2億円もするベテランを取ってどうするの?」「ソフトバンクへの嫌がらせと、短期的な視点で中村晃を選択したのは、ありなんだろうけど、西武は人的補償の選択センスはよろしくない。広島みたいな若手を取るべき」など、推定年俸1億5000万円+出来高払いで34歳のベテランを選ぶことに批判的なコメントが並ぶなど臆測だけが独り歩きして議論が活発化した。
 自主トレを見学にくるファンに向けて親切にいないことを伝えた投稿が、こんな騒動になるとは中村も想像していなかったのだろう。誰かにSNSの状況を教えてもらったのか、3時間後に「身体の調整です」と、自主トレを休んだ理由を投稿。人的補償騒動にピリオドを打った。
 だが、本当に中村が28人のプロテクトから外れており、西武が人的補償として指名する可能性はないのだろうか。
 ソフトバンクの野球の詳しい池田親興氏は、「時期が時期だけに、ああいう投稿をしたら、さすがにファンも色々臆測はするでしょう」と、今回の騒動を振り返った上で、「プロテクトを外れている可能性はないとも、あるとも言えないのでは」との見方を示した。
「山川が来たことで中村のポジションは確実にかぶる。一塁に加えて再び外野へのチャレンジもしなければならない。球団として28人を決める中で、年齢と年俸などを考慮して中村をプロテクトから外してもおかしくない。一方で4年連続のゴールデングラブ賞を受賞した守備力に助けられた試合や、ここ一番での一打も目につき、数字に表れない部分でチームの勝利に貢献をしてきた選手。衰えも感じさせない。ある意味、ソフトバンクになくてはならない選手の一人だ。もし人的補償で西武に取られることになれば、山川の獲得に関して様々な意見があることも手伝ってファンからの大バッシングを受けても仕方がない。そのあたりの影響も考えて球団がどんな選択をしたのか」

 

これがSNSで騒動を起こした中村晃のインスタ投稿。3時間後に右の投稿をして騒ぎが収まるが…

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