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米メディアが水原容疑者を訴追した連邦当局の訴状の問題点を指摘(写真・AP/アフロ)
米メディアが水原容疑者を訴追した連邦当局の訴状の問題点を指摘(写真・AP/アフロ)

衝撃真相!水原氏が大谷の口座から盗んだのは1600万ドル(約24億5000万円)以上だった…銀行詐欺罪で正式に起訴され判明した悪質手口「大谷になりすまして電話して銀行員を騙す」

 米国連邦捜査当局は11日(日本時間12日)、ドジャースの大谷翔平(29)の元通訳の水原一平氏(39)を大谷の銀行口座から1600万ドル(約24億5000万円)以上を盗み、違法なスポーツ賭博への「飽くなき欲求」のための資金調達に充てた銀行詐欺の罪で起訴したと正式に発表した。複数の米メディアが報じたもの。大谷が口座からの送金を許可した証拠はなく、窃盗の被害者であることを明かした。ニューヨークタイムズ紙によると、水原氏は司法取引に応じる意向を示しており、12日(日本時間13日)にもロサンゼルスの連邦裁判所で罪状認否が行われる予定だという。大谷が巻き込まれた賭博スキャンダル問題が一気に終結に向かいそうだ。

 大谷の携帯履歴を捜査した結果潔白が証明

 大谷が巻き込まれた賭博スキャンダルに大進展があった。
 連邦捜査当局が11日(日本時間12日)に記者会見を開き、水原氏が大谷の銀行口座から盗んだ1600万ドル(約24億5000万円)以上を違法なスポーツ賭博の「飽くなき欲求」のための資金に充てた銀行詐欺罪で起訴したことを発表した。当初、水原氏が盗んだ金額は450万ドル(約6億8000万円)とされていたが、被害額はそんなものではなかった。約4倍だったのだ。
 カリフォルニア州中部地区連邦検事のE・マーティン・エストラーダ氏は、「水原氏は大規模な不正を犯した」と述べた。
 発表によると水原氏は、大谷の口座から1600万ドル(約24億5000万円)以上を盗むための大規模な計画を2年以上にもわたって画策。水原氏が大谷の口座から盗んだ金は、大谷が球団からの年俸の支払いを受けていた口座から直接、送金されていた。この銀行口座からの送金は、大谷の通訳兼事実上のマネージャーを務めていた水原氏のデバイスやIPアドレスから行われたという。
 宣誓供述書によると、水原氏は2018年に英語の話せない大谷に同行してアリゾナ州の銀行で口座開設を手伝い、口座情報の設定時に大谷の通訳を務めた。大谷のこの口座に年俸が入金されているが、大谷が水原氏に、この口座やその他の金融機関の管理を任せたことは一度もない。
 水原氏は、大谷が資産の管理を任せている金融の専門家(いずれも日本語を話せない)に対して、彼らが口座にアクセスできないように「大谷が口座へのアクセスを拒否している」と伝えていたという。
 水原氏は、2021年9月から違法なスポーツブックメーカーでギャンブルを始め、数カ月後には多額の損失を出し始めた。この間、大谷の銀行口座の連絡先は、水原氏の電話番号と水原氏に関連する匿名のメールアドレスに紐づくように変更されている。 
 水原氏は、銀行に電話をかけ、大谷と偽って銀行員を騙し、大谷の銀行口座から違法賭博関係者への電信送金を承認させた。訴状には、2023年6月20日に賭博胴元の関係者へ50万ドル(約7700万円)の送金していることが特記されており、この際の送金先が違法なブックメーカーを運営しているマシュー・ボウヤー氏に関連するものだったという。
 さらに水原氏は2024年1月から2024年3月にかけて同じ口座を使ってeBayやWhatnotで約1000枚の野球カード(約32万5000ドル相当=約4900万円)を購入し「ジェイ・ミン」という偽名でドジャースのクラブハウス宛に郵送させたという。おそらく野球カードを担保に違法賭博の賭け金の上限の解除を違法なブックメーカーに依頼したと考えられている。ただ水原氏が野球に賭けた形跡はないという。

 

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