「大谷翔平は打撃ほど投球に情熱を注いでいない」将来的にド軍に求められれば二刀流を断念して外野手として打者専任?!米敏腕記者の衝撃ニュースが物議を醸す
ドジャースの大谷翔平(29)が将来的に球団から外野手転向&打者専任をオファーされれば、それを受け入れて二刀流を断念する可能性が高いという衝撃ニュースが伝えられた。USAトゥデイの敏腕記者として知られるボブ・ナイチンゲール氏が伝えたもの。この記事を受けて米メディアの中では、その真偽と可能性を巡って議論が起きている。
大谷に考えに詳しい2人の関係者の証言
「腰の張り」を訴えた大谷が大事を取りダルビッシュ有が先発したパドレス戦を欠場したタイミングで、USAトゥデイのナイチンゲール記者が様々な情報をランダムに伝える「ノート」という記事の中で衝撃ニュースを伝えた。
「(ドジャース球団が)投手をあきらめて、将来は外野手として活躍して欲しいと頼んだら、大谷が受け入れる可能性が高い。大谷の考えに詳しい2人の関係者がそう話した」
専属通訳だった水原一平氏がいなくなった今、「大谷の考えに詳しい2人」の人物が誰なのかは不明だが、大谷が二刀流を断念するならば大事件だ。同記者は、さらにこう続けた。
「大谷は打撃が大好きで、おそらく球界で一番の選手だが、彼に近い人たちは、彼はバッティングほどピッチングに情熱を注いでいないと言う。彼は単にそれができるから両方をやっているのだ」
大谷は昨年9月に右肘靱帯の損傷を修復する手術を受け、今季は打者に専任しているが、すでにリハビリをスタート、キャッチボールも始めており、2025年からは二刀流が再開する予定。米スポーツサイト「ヘビー・ドットコム」によると代理人のネズ・バレロ氏は「2025年には両方を行う準備ができているだろう」と明言している。
ドジャースが、すぐに打者専任を大谷に打診することは考え辛いが、この記事は大きな反響を呼びメディアの中でも物議を醸した。
前出の「ヘビー・ドットコム」は「ドジャースは大谷が投手として投げることで怪我をするリスクを回避するために(打者専任を求めることは)あり得ないことはない」との見解を示した。
大谷が昨年ドジャースと結んだメジャー史上最高額の10年7億ドル(約1092億円)は、二刀流としての評価だったとの議論もあるが、同メディアは、大谷のここまでの通算打者成績を紹介した上で「たとえ再び登板しなくても7億ドルの契約を正当化するには十分かもしれない」と伝えた。
一方で疑念の声を報じたのは、米サイト「ファンネーション」のブレイディ・ファーカス記者だ。三つに分けて疑問点を指摘した。
一つ目は「バッティングほどピッチングに情熱を注いでいない」という情報についての疑念だ。
「大谷がピッチングに情熱を注いでいないという話は聞いたことがない。大谷は公の場で多くを語らないが、我々は常に彼は両方が好きで大切にしているという印象を受けてきた。おそらく彼が気に入らないのは米国に来てから2度目のトミー・ジョン手術を受けているリハビリのアイデアなのだろう」
二つ目はドジャースが外野手としてのプレーを求めるという点だ。
「大谷が外野手として活躍する姿も想像できない。2018年にメジャーリーグに来て以来、外野手としての出場はわずか7試合のみで日本時代から外野でレギュラーとしてプレーしていない。あと数か月で30歳になる大谷が、外野手としてどうプレーし、肉体がどう適応していくのかわからないが、毎日守備でインパクトを与える機会を大切にしたいのかもしれない」
そして三つ目が、契約問題。
「大谷が10年7億ドル(約1092億円)の契約を結んだのは、打撃、投球、市場価値が評価されたからだ。もし彼が投げないのならドジャースは彼にそのような契約を与えたことを後悔しないのだろうか。現在彼は打率.352、11本塁打を記録しており、世界的にも大きな存在感を示しているので、おそらくそうではないだろうが、少なくともそこを確かめる必要はある」
ナイチンゲール記者の物議を醸した記事に大谷自身やドジャースが、どんな反応を示すのかに注目が集まる。