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大谷翔平が古巣のエンゼルス戦で2試合連続となる特大の22号先制2ランを放つ。打率でもリーグトップ。現在2冠王だ(写真・AP/アフロ)
大谷翔平が古巣のエンゼルス戦で2試合連続となる特大の22号先制2ランを放つ。打率でもリーグトップ。現在2冠王だ(写真・AP/アフロ)

「大谷翔平はこの星で最高の選手だ」元同僚エンゼルス守護神が驚愕の22号先制2ランにおののく…ロバーツ監督は打点&打率など“8冠”に「これまで見た中で一番の好調」

 ドジャースの大谷翔平(29)が21日(日本時間22日)にドジャースタジアムで行われた古巣エンゼルスとの初対戦に「1番・DH」で出場、5回二死一塁から2試合連続となる特大の22号先制2ランを放つなど2打数2安打2四球の活躍で、打率.322に上げ首位打者に浮上した。8部門でトップに立ち、打点でもトップと8打点差で“3冠王”さえ視野に入る絶好調をキープ。エンゼルスの元同僚やデーブ・ロバーツ監督から賞賛の声が相次いだ。なお試合はタイブレークの延長10回に2-3で敗れた。

 「古巣対決を気にすることはなかった」

 6年間在籍した古巣にも容赦はなかった。
「こちらのホームだったので(古巣との対戦を)そこまで気にすることはなかった。エンゼルスタジアムに行けばまた違うのかなと思う」
 スポーツネットLAのインタビューに、そう答えた大谷は、WBCでも対戦した左腕のサンドバルから2打席連続で四球を選ぶと、0-0で迎えた5回二死一塁で絶好調のバットを爆発させた。
 3番手の左腕ムーアがカウント1-1から外角のベルト付近に投じた146.5キロのフォーシームをジャストミート。大谷は確信歩きで、打たれた元女房のオホッピーは「トホホ」とばかりに打球の行方から顔をそむけて横を向いた。今季3番目の飛距離となる138.7メートルを記録した打球は、バックスクリーン右の上段へ。価値ある先制2ランである。
 ESPNによると打たれたムーアは「失投だった」と振り返ったという。これで11試合で7本塁打をマークし、本塁打争いではブレーブスのオズナに2本差をつけてトップをキープ。同メディアによると今季5本が450フィート(137.2メートル)以上の特大弾で、これは27本塁打でア・リーグトップを走るヤンキースのアーロン・ジャッジを抜く最多だという。また28球団目の本塁打となり、全球団制覇まで残すところカージナルスとフィリーズの2球団だけとなった。
 そして2-2で迎えた8回一死の第3打席には、ピッチャーのグラブを弾き飛ばす内野安打で出塁。打率は.322となり、パドレスのプロファーの.320を抜き、首位打者に躍り出ることになった。
 塁に出た大谷は二死になってからフリーマンの打席の初球に盗塁を仕掛けた。微妙なタイミングだったが、オホッピーに刺され、今季17個目の盗塁はならなかった。結局、チームはタイブレークの延長に入って2-3で敗れ、対エンゼルス戦とのフリーウェイシリーズの連勝が10でストップした。それでも大谷のバットだけは止まらない。 
 ここ6試合で5本塁打。ベッツが左手に死球を受けて戦線離脱する緊急事態となり、ロバーツ監督は代役の1番に2番だった大谷を抜擢した。1番に入ってから5試合で、20打数10安打、3本塁打、9打点、二塁打1本、5四球、7得点と絶好調。MLB公式サイトは「しかも20打席で2度しか三振をしていない」と付け加えた。

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