オリックスの山本由伸がソフトバンクとの首位攻防戦の第1ラウンドに完封勝利(資料写真)
なぜオリックス山本由伸はソフトバンクとの天王山で完封勝利を飾れたか…マジック減らしを阻止して2ゲーム差
昨シーズンの山本はプロ野球史上で8人目となる、勝利数、防御率、奪三振数、勝率、完封数の投手5冠を達成した。今シーズンも14勝はハーラートップを独走し、防御率もただ一人の1点台となる1.71をマーク。ともに断トツの数字となる奪三振188、勝率.737に加えて、完封数でも2でトップタイに並んだ。ちなみに完投数4も、投球イニング179も、被打率.199もリーグ1位で、現在8冠だ。
2シーズン連続で5冠を達成すれば、もちろんプロ野球史上で前例のない快挙となる。しかし、個人記録など眼中にはない。
「いつも声援ありがとうございます。みなさんの声援で実力以上の力が出るので、(明日以降も)よろしくお願いします。最後はみんなで優勝しましょう」
山本はお立ち台でそうファンに呼びかけた。
逆転Vには3タテするしかない。 オリックスは今日18日の第二戦に今季10勝7敗の左腕、宮城大弥を今シーズン初の中5日で先発させる。
「宮城はやってくれる男なので、明日の朝、しっかりプレッシャーをかけておきます」
冗談を交え山本は宮城へとバトンをつないだ。
一方のマジックを「7」に減らしたいソフトバンクの先発はエースの千賀滉大。また1点を争う緊迫のゲームが予想される。