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左から皇治、亀田氏、ヒロキング(『ABEMAスペシャルマッチ』 by「3150FIGHT」皇治 参戦決定 記者会⾒)
左から皇治、亀田氏、ヒロキング(『ABEMAスペシャルマッチ』 by「3150FIGHT」皇治 参戦決定 記者会⾒)

亀田興毅氏「3150FIGHT」皇治×ヒロキング異色マッチはJBCルールに違反していないのか…「昔の亀田家と違う。優等生でやる」

 

 亀田興毅氏(35)がプロモートするボクシング興行「3150FIGHT vol.3」(8月14日・エディオンアリーナ大阪)に元K-1戦士で現在はRIZINで活躍中の人気キックボクサーの皇治(33、TEAM ONE)が参戦、プロ2戦2勝のヒロキング(本名・福重浩輝、29、KWORLD3)と“ボクシングルール“の「ABEMAスペシャルマッチ」 で対戦することが22日、都内ホテルで発表された。会見には、対戦候補としてヒロキング、“あきべぇ“の名で通った元OPBF東洋太平洋ウェルター、スーパーウェルター2階級制覇王者の渡部あきのり氏(37)、那須川天心とABEMAの企画で対戦経験がある元アマボクサーの藤崎美樹(29)の3人が登場。皇治のラブコールを受ける形で、当日にゲスト解説するWBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏(42)も参戦したクジ引きでヒロキングが選ばれた。JBC(日本ボクシングコミッション)はライセンスを持たない選手の関与と非ボクシングを禁じているが、今回の試合はJBC管轄外の”テレビショー”の扱いで行われる。亀田は、JBCとの協議の上合意を取り付けたことを明かしたが、ボクシング業界に波紋を投げかける異例のイベントとなる。

「パンチで倒れる奴の気がしれん」

 役者が違った。 会見は蝶ネクタイの正装で現れた皇治の独断場だった。 「モテてしゃあない。普段蹴りでやっているからパンチくらいたいしたことがない。倒れる奴の気がしれん。屁でもない。誰とやるかは聞いていないけど、RIZINではメイウェザー(朝倉未来と対戦)がやるのに、知らんおっさんとやりたくない」

 亀田興毅氏が、「ボクシングを舐めてもらったら困る。ノックアウトできる選手を集めてきた」と返して、対戦候補として「那須川天心に勝ったら1000万円」企画に最後まで残った同志社大出身のアマボクサーの藤崎、亀田史郎氏のYoutube企画からボクシングのプロテストに合格して2戦2KOのヒロキング、15連続KO勝利の日本タイ記録を作ったあきべぇの3人が順番に登場した。

 だが、皇治は「誰これ?エンターテインメントがわかってないなあ」と笑い飛ばした。皇治の知名度と比べると役不足。

 司会者が藤崎の名前を間違っていたことに突っ込んで「JRの切符売り(藤崎が勤務)じゃ無理。おでん屋のハンペンマン(ヒロキング)に、テキヤのおっちゃん(渡部)じゃやる気がせえへん。おもんないでしょう」と、皇治流にいじくり回した。

 挑発にあきべぇが「倒すというか壊す。勘違いすんな」とキレたが、皇治は「やるなら兄貴(内山氏)か興毅」と、当日のゲスト解説者として会見に登場した“KOダイナマイト“の内山氏との対戦をリクエスト。「オレとやったら速攻倒すぞ。格闘技人生終わるよ。皇治はボクシングで言えばたいしたことない。打たれ強いだけ」と、警告した内山氏も、急遽、4人目の対戦候補として、その場で名前を書いて封筒を作りクジ引きに参加した。

 結局、皇治が引き当てたのは、唯一の現役プロボクサーで”4回戦ボーイ”のヒロキング。 「最悪ですね。兄貴(内山)か、テキヤのおっちゃん(渡部)なら、まだ“おお!”となるが、ハンペン君は、キャラ作りもまだまだ。頑張れハンペン君」

 鼻であしらわれたヒロキングは用意していた車の初心者マークを投げつけた。

「ここまで言われて僕も黙っていられない。バチバチに倒しにいく。口ばっかりの世界王者。4回戦ボーイに押されるような試合していたら格闘技界から消えるでしょう」

 まだボクシングが粗くディフェンステクニックも未熟だが、屈指のハードパンチャーである。

 

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