今日新国立で森保Jが挑むブラジルはどれだけ本気なのか…「重要な試合。しっかりと日本を分析している」
日本代表は、今日6日、国立競技場でFIFAランキング1位のブラジル代表との国際親善試合に挑む。さらに2試合を戦う森保ジャパンと異なりブラジルは5-1で圧勝した2日の韓国代表戦(ソウル)に続くアジア2連戦で6月シリーズを終える。5日に公式会見に臨んだチッチ監督(61)は11月のカタールW杯制覇をみすえ、これまでの対戦成績で10勝2分けと圧倒している日本戦を「重要な試合だと理解している」と位置づけた。
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アジアツアー、そして6月の強化マッチシリーズを締めくくる日本戦へ向けて、国立競技場での公式練習を終えたブラジルのチッチ監督が意気込みを示した。
「非常に重要な試合だと理解している。ワールドカップ本番ほどの重要性はないにせよ、ワールドカップ出場にふさわしい2つのチームが対戦するととらえているので」
ワールドカップ本大会での対戦を意識した記憶が蘇る。
2018年7月2日。ロシア大会の決勝トーナメント1回戦でメキシコ代表を2-0で撃破したチッチ監督は勝利の余韻に浸る間もなく、直後にキックオフを迎えた、勝者が準々決勝でブラジルと対戦する一戦をテレビ越しにチェックした。
当時のFIFAランキングで3位につけ、大会優勝候補の一角にもあげられていたベルギー代表を重点的にチェックしていた。しかし、ともに無得点のまま迎えた後半に立て続けに2つのゴールを奪い、チッチ監督を驚かせたのは日本だった。 最終的にはベルギーが3-2で大逆転勝利を収め、準々決勝ではブラジルも2-1で退けた。苦い思いを味わわされたベルギーを、自分たち以上に追い詰めた日本へ抱いたチッチ監督のポジティブな印象は、いまではリスペクトの思いに変わっている。
「何を言いたいのかというと、日本とブラジルというチームはワールドカップで対戦するレベルにある、2つのチームだということだ」
3月シリーズでアジア最終予選を終えた日本と同じく、南米予選を首位で終えたブラジルも6月シリーズからカタールワールドカップへ向けた準備に入った。
しかし、最大で4試合を戦えるマッチメイクで予期せぬ事態が生じた。 本来ならば11日にオーストラリアのメルボルンで、未消化になっているアルゼンチン代表との南米予選第6節が行われる予定だった。ブラジルサッカー連盟(CBF)もアルゼンチン戦から逆算して、韓国、日本との連戦を組んだ経緯がある。