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31、32号を放った大谷翔平が8回にロジャー・クレメンスの四男コディ内・外野手と対戦したシーンも話題に(結果は見逃し三振)(写真・日刊スポーツ/アフロ)
31、32号を放った大谷翔平が8回にロジャー・クレメンスの四男コディ内・外野手と対戦したシーンも話題に(結果は見逃し三振)(写真・日刊スポーツ/アフロ)

大谷翔平の31&32号にトラウト、敵将、クレメンス四男が驚愕…「とてつもない選手にミスは許されない」

 一方、地元紙のオレンジカウンティレジスター紙が注目したのは、8回一死一塁の第5打席に巡ってきた通算354勝の“ロケット“ロジャー・クレメンスの四男コディ・クレメンス内・外野手との対戦シーンだ。大差がついたためタイガースベンチは、内・外野手のクレメンスをマウンドに送ったわけだが、カウント1-2から外角に投じられた68マイル(約109.4キロ)のスローボールを見送って、三振に打ち取られたのだ。

 同紙は大谷の2本塁打の活躍を伝えた上で「大谷は、ロジャー・クレメンスの息子で内野手のコディ・クレメンスと対戦した時に3本目の本塁打を打つチャンスがあった。大谷は外角コーナーに入った68マイル(約109.4キロ)の浮き球を見逃して三振を取られた。クレメンスは、笑顔を浮かべ、拳を突き上げ、お土産として取っておくために、そのボールをベンチへと戻した」とレポート。 クレメンスは「ただあそこに投げて、2ストライクを取れた。おお、これはもしかしたら(三振に)できるかもしれない、どうだろう?という感じだった。そして60マイルそこそこの球を投げて、幸運にも彼は見逃したんだ」と興奮気味に話したという。

その上で記事は、「大谷は、この夜、今シーズンのOPSを試合終了段階で最も高い.899とした。2年連続のア・リーグMVPへの追い込みをかける中で、大谷は、8月4日以来、10本塁打で、OPSを1.103としている」などと付け加えた。

一方、敵地のメディアも大谷に脱帽だった。 デトロイトフリープレス紙は、「大谷が2本塁打を打った。トラウトが、そこに自身の1本を加えた。この力強いコンビが、エンゼルスとの3連戦を戦うためにエンゼルスタジアムへやってきたタイガースの初戦を台無しにした」と伝えた。

 記事は「大谷は3回に31号をかっ飛ばし、7回には32号を打ち上げた。トラウトは5回に30号を放った」と説明した上で、タイガースのAJ・ヒンチ監督の声を紹介した。

「彼らはとてつもない選手たちだ。彼らに対してミスは許されないし、良い投球ができなければ長く抑えていくことはできない」

 ヒンチ監督は大谷、トラウトコンビは失投を見逃してくれないことを悔やんだ。

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