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大谷翔平は、投げては7回10奪三振1失点、打っては決勝2点タイムリーの二刀流の活躍でチームの連敗を4でストップ(写真・AP/アフロ)
大谷翔平は、投げては7回10奪三振1失点、打っては決勝2点タイムリーの二刀流の活躍でチームの連敗を4でストップ(写真・AP/アフロ)

敵地メディアまで大谷翔平の7回10奪三振1失点&決勝2点タイムリーを称賛…マ軍捕手は「投球を見るため」家族の観戦日程を変更

MLB公式サイトは、決勝打を打たれたマーリンズの先発左腕トレバー・ロジャースのコメントを紹介している。キャリアを通じ対大谷を43打数3安打と抑えているロジャースは「彼は私よりはるかに優れていたということ」と冗談を交え、「彼はスペシャルで野球界にとって素晴らしい存在」と称えた。

ロジャースは、その立ち上がりには、アメリカン・リーグのMVP獲得経験のあるトラウト、大谷を連続三振に打ち取っており、同メディアは「彼は興奮していたのか、1回の14球はシーズン平均に比べて球速が増していた」とした。

 また同メディアによると、1920年に打点が公式記録となって以来、投手として10奪三振、打者として2打点、1盗塁をマークしたのは、史上初。また5試合連続の先発勝利は、大谷にとってキャリア初でエンゼルスでは2016年のヘクター・サンティアゴ以来で、オールスター前に15本塁打、10盗塁を複数シーズンで達成した4人目の選手となった。

 敵地メディアもマーリンズ目線で大谷の称賛記事を掲載した。 パームビーチポスト紙は、「大谷がマーリンズのファンへのショーを開催」との見出しを取り、「1万8741人ものファンたちが水曜夜にショーを見にローンデポ・パークへやって来た。彼らは1つの入場料金で2つのことを見なければならなかった。二刀流選手の大谷は5-2の勝利試合でマーリンズに二重のダメージをもたらした。マウンドで大谷は10三振を奪い、7回で2安打と自責点ゼロの1失点を許しただけだった。打席で、この強打者は安打を放って2打点をもたらし、また四球を選んで盗塁し得点もあげた」と大谷の投打に渡る活躍を伝えた。  記事は、「マイアミは『イベントの街』として知られるが、大谷はその目玉として失望させることはなかった」とした上で、さらに大谷をクローズアップした。

「大谷の持つオールラウンドなスキルに近い選手を見つけるには、本塁打王となったベーブ・ルースまで立ち返らなければならない」と評価。

「ヤンキース時代の1985年にMVPに輝いたマーリンズのドン・マッティングリー監督も大谷に舌を巻く」とした上でマッティングリー監督のコメントを紹介した。

「まるで高校時代に戻ったかのようだ。投げてプレーして打つ。プロでは1つの事だけに集中し、投手は投げる以外のことが許されずアスリートではなくなっていく。(大谷のような選手を)見られるのは良いことだ」

 同紙によるとマーリンズにも2003年に二刀流の可能性のある“オールスター選手“のドントレル・ウィリスという選手がいたという。新人王に輝き、ワールドシリーズでも活躍した選手で、2005年に22勝10敗、防御率2.63でナ・リーグのサイヤング賞の投票でカージナルスのクリス・カーペンターに次ぐ2位だった。打席では、打率.261で1本塁打、4本の二塁打、11打点の成績で、「ウィリスは優れた打者だったが、メジャーの野手の平均以上のレベルにはなかった」とし、大谷の今季成績が OPS 0.839、18本塁打、53打点であることを付け加えた。

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