敵地メディアまで大谷翔平の7回10奪三振1失点&決勝2点タイムリーを称賛…マ軍捕手は「投球を見るため」家族の観戦日程を変更
マッティングリー監督は、二刀流を可能にしている大谷の体力と精神力に驚嘆しているという。
「肉体の消耗は激しいし、精神的な消耗も大きいはずだ」
マーリンズの右腕パブロ・ロペスは、「私は登板した翌日は、体のケアに時間を費やす」と語り、大谷の二刀流の練習パターンに目を丸くしている。
通常の登板翌日のルーティンには、球場の平地のランニング、階段の昇り降り、ウェイトルームでのレッグトレーニングなどが含まれるそうだが、大谷は、その翌日に打者として、フィールドに向かうのだ。
ロペスは、「大谷がやっていることが想像できない。(彼は登板日以外は)打者となってケージ内で打撃練習を行う。(それを見ながら)この男は(水曜日に)投げるんだろう?と考えていた」と、現役投手の目線で大谷のリアル二刀流としての活躍がいかに凄いことかをリスペクトをこめて称えた。
また、この日、大谷と対戦し162.4キロのストレートを前に空振りの三振に倒れたマーリンズ捕手ジェイコブ・スターリングスの声も伝えた。
「投打の両方で彼の持つ才能は、ただ驚くべきものだ。彼は打者としてMVPの候補で投手としてサイヤング賞の候補。本当に凄いこと。彼の才能について言葉では言い尽くせない」
さらにスターリングスは、「友人に彼とプレーした選手が数人がいる。彼ら全員がチームメートとして、そして人間としても彼のことを褒め称えている。彼は(二刀流を)見出だした。これまでも見たことがなかった。現代のベーブ・ルースだって? 本当に素晴らしいことだ」と、その人格を称賛した。 また「『大谷ショー』は、彼の行く先々で続いている。新聞やテレビなど日本のメディア約20人がエンゼルスと共に移動し、この人数はロサンゼルスでは、さらに増えている」と続け、スターリングスの「私の家族は、彼の投球を見るためニューヨークへの航空便を水曜日から木曜日に変更した。あのような姿は、毎日、目にすることはできない。彼は注目に値する選手だ」というエピソードを紹介した。