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2018、2020の全米OP覇者の大坂なおみが1回戦で世界19位のコリンズにストレート負け(写真・ロイター/アフロ)
2018、2020の全米OP覇者の大坂なおみが1回戦で世界19位のコリンズにストレート負け(写真・ロイター/アフロ)

海外メディアは大坂なおみの全米OP1回戦敗退に厳しい見解…「失望の1年」「悪い流れは続く」

英BBCは厳しい論調だった。

「大坂の悪い流れは続く」として「日本の元世界1位、24歳の大坂はツアーで安定感に欠く1年を過ごしておりグラスコートシーズンのすべてを欠場し、トロントとシンシナティでも1回戦で敗退したことで世界ランキングは44位まで落としていた。2018年と2020年の全米勝者は今大会はノーシードとなり、4月にマイアミオープンで決勝に進出して以来、大会での連勝はなかった」と、ここまでの苦悩のシーズンを説明。

その上で、大坂の「正直に言って、トロントからのハードコートシーズンすべてで状態が悪かったこともあるので、ただ腰の痛みなくプレーをしたかった。2日前までサーブを打っていなかったので、出来についてはとてもうれしい」という談話を付け加えた。

また1月の全豪オープンの決勝でアシュリー・バーティ(豪州)に敗れたコリンズが「首の故障で7月からプレーしていなかった」と明かした上で、コリンズの「この試合までナオミには3度負けていて、試合に向かうまでに必要なこと、改善できそうな部分について多くの情報があった。(思ったような)プレーができてうれしく思っている」という談話を紹介した。

一方でWTA公式サイトは、「コリンズはパワフルなベースラインプレーで大坂を相手に4度目の挑戦で初めて勝利をつかんだ」と伝えた上で、「大坂は非常に素晴らしい試合を見せたが、及ばなかった」と、大坂のプレーを評価した。

 同サイトは、今大会での大坂の立ち位置を「(全米OPの)2度の優勝者は、試合前に厳しい初戦に『不安を感じている』と語っていた。ノーシードで世界44位の大坂の今大会での下馬評は低かった。彼女は4月にマイアミで決勝に勝ち進んで以来、試合で連勝したことはなかった」と説明。その上で光った点を取り上げた。

「大坂は勝機を欠いていたにもかかわらず力強い試合ぶりを見せた。25本のウィナー、19本のエラーで8本のエースを奪ってダブルフォールトは0だった。ファーストサーブは65%決め、ファーストサーブの80%でポイントを取り、リターンも67%を返した。最終的に、(コリンズとの)明暗は、セカンドサーブでのポイント数だった。セカンドサーブでポイントを取れたのはわずか23%だった。だが、これは、テニス界で最高の強打を誇る選手(コリンズ)が本領を発揮したとき、この速いハードコートでは起こりうることだった」と分析した。

 復活を狙う大坂は、19日から東京で開催される東レ・パンパシフィック・オープンに出場予定となっている。

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