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全英女子OPを単独首位でスタートした渋野だったが2日目はスコアを崩して7位後退。それでも最終ホールに感触つかむ(写真:PA Images/アフロ)
全英女子OPを単独首位でスタートした渋野だったが2日目はスコアを崩して7位後退。それでも最終ホールに感触つかむ(写真:PA Images/アフロ)

渋野日向子が全英女子OP2日目に「73」で7位タイ後退も「よく耐えた」と“反撃宣言”をした理由とは?

 実際に決勝ラウンドをプレーするのは、6月第2週のショップライトLPGAクラシック以来、5試合ぶり。17位でフィニッシュしたこの大会は3日間制だったから、4日間のラウンドとなると、63位タイだった4月第4週のDIOインプラントLAオープン以来となる。

 しかも、スコアこそ崩したとはいえ、通算8アンダーで単独首位に立ったチョン・インジに4打差の7位タイで決勝ラウンドへ進む。不調を自認した上で「6個の猶予をいただいた」と思わず謙遜した、8バーディー、2ボギーの通算6アンダーをマークした初日のロケットスタートが、依然として大きな貯金となっている。

 そこへ好調を維持するパッティングに加えて、ラウンド中にさまざまな修正を施したショットでも、最後の最後に手応えを取り戻した。プラス思考をフル稼働させる渋野は、失うものは何もないとばかりに残り2日をみすえた。

「本当に久しぶりの4日間のラウンドなので、明日からもしっかりと楽しみながら、チャンスがある位置でプレーできる2日間を悔いが残らないように、そしていい位置で終えられるように頑張っていきたい」

 耐えて忍び、我慢を積み重ねてきた末に手にした収穫を忘れたくないとばかりに、ホールアウト後の取材を終えた渋野は練習場へ直行。ドライバーやパッティングの感触を入念に確認した一方で、練習の前後には見守るファンへのサインも忘れなかった。

 もちろん、ペンを走らせるときには笑顔も絶やさない。渋野らしさと自然体を貫きながら、日本時間6日午後11時5分にスタートするステファニー・キリアコウ(21、オーストラリア)とのツーサムで、2大会連続3度目の全英女子オープン決勝ラウンドへ臨む。

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