米メディアは米球宴の大谷翔平vsカーショー「初球予告フルスイング安打」を称賛…左腕エースは「本塁打じゃなければ私の勝ち」
エンゼルスの地元紙であるオレンジカウンティレジスターは、「エンゼルスの大谷が彼の(打撃)プランを公表、オールスターゲームで初安打をもたらす」との見出しを取り、大谷にスポットライトを当てた記事を掲載した。
記事は、「大谷は予告した。先頭打者として打席に入る前のネクストバッターズサークルで、FOXのトム・バードゥッチ氏に『どのようなプランを考えている?』とインタビューされ、世界に向けて、そしてドジャースのカーショーに向けてこう公表した。『ファーストピッチ、ファーストスイング。それだけだ』と英語で答えたのだ」と書き出し、カーショーとの対決をレポートした。
「大谷は、試合後に、その言葉は冗談ではなかったと明かした。彼は『カーショーが投じるどんな球も”100%”のスイングをするつもりだった』と通訳を通じて語った。大谷は91マイル(約146キロ)の外角速球を捉え、バットを折りながらオールスターゲームで初安打となるポテンヒットを中堅へ放った」
さらに大谷の「できればいい当たりか空振りかどちらかくらいがいいかなと思ってました。一番中途半端な打球だったのであまりよくはなかった」というコメントと「オールスター初先発のカーショーは、最初から初球に直球を投げる予定でいた」とした上でカーショーの試合後の”勝利”コメントを届けた。
「彼はフェンスオーバーを打たなかったから、あれは(私の)勝ち。我々はこれで先に進むことができる」
カーショーが一塁ベース上でリードを取る大谷の逆をついて牽制で刺したことについても触れ、「カーショーにとってさらに良かったのは、一塁に牽制球を投げた際に、反対方向へ傾いていた大谷を刺して、すぐにアウトにすることができたことだった。大谷がダグアウトへと戻るとき、カーショーと大谷は共に笑っていた」と伝えた。
同紙は、大谷が選び抜かれたメジャーの猛者たちの注目を集めリスペクトされていたことをこう明かした。
「メジャーの選手たちが、なぜまだ彼のパフォーマンスに驚嘆するのか。二刀流選手としての成功によって大谷の存在感は明確なものになった。大谷が3回の打席に立っている間、ヤンキースの投手ゲリット・コールと、ブレーブスの投手マックス・フリードは、ダグアウトで(中継テレビ用の)マイクを付け、大谷について語っていた。コールは『本当に素晴らしい』と言った」