米メディアは米球宴の大谷翔平vsカーショー「初球予告フルスイング安打」を称賛…左腕エースは「本塁打じゃなければ私の勝ち」
また試合前のア・リーグの打撃練習をゲージ近くで見ていたメジャー通算3110安打、465本塁打で野球殿堂入りしている“レジェンド”デーブ・ウィンフィールド氏のこんなエピソードを付け加えた。
同紙によるとウィンフィールド氏は、1973年にミネソタ大学で二刀流スターとなりチームをカレッジ・ワールドシリーズへ導き、メジャーのスカウトたちは、投打のどちらでも(ドラフト)1巡目の能力を持つと信じていたが、パドレスは、彼を全体4番目で獲得し、外野手としてメジャーへ送り込んだ。NFL、NBA、ABAのチームからもドラフトを受けたウィンフィールド氏は、メジャーでは一度も投手としての登板はなかった。
「敗戦処理のイニングだったとしても投げたかったが、彼らに(投げさせるには)価値が高すぎると言われた」という。
「だからこそ、彼は大谷がやり遂げてきたことに畏敬の念を深く抱いている」と評した上で、ウィンフィールド氏の言葉を続けて紹介した。
「彼のことを気に入っているよ。彼は、我々が子供の時にやっていたようなプレーをしている。大谷が行っていることに敬服している。感謝、尊敬し、彼が良いプレーを続けることを願っている」
さらに大谷の打撃練習を見守るケージの後ろには「大谷信奉者」を公言しているヤンキースなどで活躍して通算251勝のCC・サバシア氏の姿もあり、同紙は、その巨漢左腕のこんな称賛の言葉を伝えて大谷のオールスターでの活躍をまとめた。
「今シーズンさらに大谷が優れた投球を見せていることに感銘を受けている。毎年、彼をMVPに選ぶことは難しいことではないだろう。(今年はアーロン・)ジャッジと、大谷の争いになるが、私としては、大谷を選びたい」
大谷はエンゼルスの後半開幕戦となる22日(日本時間23日)のインターリーグのブレーブス戦に先発予定だ。