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大谷翔平は最終戦登板でメジャー史上初の投打「W規定」をクリアした。5回を投げて1安打1失点の好投を見せたが援護なく9敗目(写真・アフロ)
大谷翔平は最終戦登板でメジャー史上初の投打「W規定」をクリアした。5回を投げて1安打1失点の好投を見せたが援護なく9敗目(写真・アフロ)

米メディアも大谷翔平のメジャー初「投打W規定達成」偉業を絶賛…「ベーブ・ルースもできなかったことをやってのけた」

 CBSスポーツは、「大谷とジャッジが歴史を打ち立て、MLBのレギュラーシーズンが終わる」との見出しを取り、今季を振り返って注目すべき話題をピックアップ。その1つに大谷の「W規定達成」を取り上げて「唯一無二の大谷が、また1度歴史を作った。エンゼルスの二刀流の天才が、水曜日、メジャー史上で初めて、打者と投手の両方で、同一シーズンに規定打席、規定投球回に達した選手となった」と絶賛した。
 記事は、「大谷は過去2シーズンで多くの記録を達成したが、この記録を達成するための苦労を考えれば、(この記録がその)頂点にそそり立つものかもしれない」と評価。
 今季の成績を紹介した上で論争の起きているMVP争いについて触れ、「この成績は盛り上がっているア・リーグMVP論争への序章と言える。昨季MVPに輝いた大谷の価値は明らかなものだが、最有力はヤンキースのジャッジと見られている。ジャッジは、ア・リーグのシーズン最多記録の62本塁打を放ち3冠王を狙える勢いがあった。彼のOPS+は211で、四球と塁打数はメジャー1位。『思うままに』(MVPを選ぶ)という理由のひとつとして(これらの数字は)熟考されるものだろう」との見解を掲載した。

 MLB公式サイトは「大谷がさらに歴史を作り“途方もない”2022年を締めくくる」との見出しを取り、「レギュラーシーズンの最後の試合までかかったが、大谷はまた一度、歴史を作り、ワールドシリーズ時代(2リーグ制が始まった1901年以降)において同一シーズンに打者、投手の両方で規定をクリアした初の選手となった」と「W規定達成」を伝えた。
 この日の最終登板については「彼はアスレチックスを相手に(前回登板で)7回ノーヒット、そしてこの日4回パーフェクトだった」と紹介。
「大谷は(5回に)右中指のマメが気になり始めたが、続投して(最後は)デルミス・ガルシアを三球三振に打ち取った。69球だったが、6回のマウンドに戻らなかった」と続け、来季の監督として1年契約を結んだフィル・ネビン監督代行のコメントを紹介した。
「マメの皮がはがれてきた。(降板は)正しい判断だった。彼は特別な選手で特別な人間。4回までパーフェクトに抑えていたので、また一度、歴史的なこと(完全試合)を考え始めていた。素晴らしい1年で本当にいい締めくくりだった。野球界は何か特別なものを手にしている。彼が出場すれば何か素晴らしいことが起きる予感がする」

 

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