米メディアも大谷翔平のメジャー初「投打W規定達成」偉業を絶賛…「ベーブ・ルースもできなかったことをやってのけた」
また同僚のスーパースターで最終戦で通算350本となる40号を放ったマイク・トラウトも大谷について「彼は途方もない(選手)。素晴らしい。我々は、それを毎日、目にすることができて幸運だ。もう2度と(今後大谷のような選手をメジャーで)見ることはできないと思う」と語ったという。
その上で「大谷はMVPの最有力と考えられているジャッジと並び、今季もMVP候補に入っている」と指摘。さらに「力強く最終戦を投げ終えた大谷は、アストロズのジャスティン・バーランダー、ホワイトソックスのディラン・シーズ、ブルージェイズのアレク・マノアと並んでア・リーグのサイ・ヤング賞候補にも入っている。大谷はア・リーグの先発で三振奪取率はトップだ」とも記した。
一方でチームが8年連続でポストシーズン進出を逃したことに触れ、「28歳の大谷は、賞争いの終盤を楽しんだが、2018年に入団してからプレーオフに出場しておらず、そのことに失望を見せた」とし、大谷のコメントを掲載した。
「個人的には全体的には良かったかなと思いますけれど、今日で終わってしまうのは不本意。ここからが本番だというくらいの気持ちでプレーできるように(来季も)頑張りたい」
この点について注目したのは地元メディアのオレンジカウンティレジスター紙だ。
「大谷はエンゼルスが2023年にプレーオフ進出を果たすことに貢献できるように気持ちを切り替える」との見出しを取って、こう伝えた。
「大谷は、エンゼルスがまた失望のシーズンに終わった中で素晴らしいシーズンを締めくくった。試合後に大谷は来シーズンにプレーオフ進出のチャンスはあるのか?と問われ、エンゼルスのフロントが(オフの補強で)戦力を上積みすることへの期待を述べることはせず、彼は『自分がさらに良くなる必要がある』と語った」
同紙は、「大谷がメジャー史上において最も素晴らしいシーズンを2つ(投打)過ごした一方でチームは勝てなかった。チームは(来季)大谷以上のものを必要としていることは明らかだ」という見解で記事をまとめた。
全米を湧かせた大谷の2022年シーズンは終了。あとは2つの大きな賞レースの結論を見守るだけとなった。
(文責・RONSPO編集部)