米メディア注目は大谷翔平のMLB移籍後最速163.4キロと緊急降板原因となった指のマメ…「キャリア最速をスピードガンに点灯」
地元紙のオレンジカウンティレジスターがフォーカスしたのは6回の投球練習中にマメができて異常を訴え、降板したアクシデントだ。
記事は、「大谷は(12勝8敗)は、右手のマメで降板するまで7三振を奪い6安打で1失点していた。右腕(の大谷)は8試合連続で3失点以下の投球をしている」と紹介した上で、降板シーンを詳しく、こう伝えた。
「大谷は6回を始めるべくウォームアップをしていた時に、ダグアウトに合図を送り、ネビン監督代行と、トレーナーがマウンドに彼のチェックにやってきた。数分間、話し合った後、大谷はマウンドを降り、ジミー・ハーゲットと交代した。大谷は7回まで(DHで)打線に残ったが、9回(二死一塁)はジョー・アデルを代打に送られた」
ESPNも同じく「トラウトが6試合連続本塁打、大谷はマメで降板」との見出しを取り、マメ問題について注視した。
記事は、「大谷(12勝8敗)は右手のマメで降板するまで7奪三振で6安打、1失点だった。彼は3回に101.4マイル(約163.2キロ)のキャリア最速の一球を投げた」とした上で、大谷の通訳を通じてのコメントを紹介した。
「初回はあんまりよくない流れでしたけれど、そこをまずしのいだのが個人的にも、チームとしても大きかったかなと思います」
そして降板理由となったマメの状態について「大谷は問題なく、(マメが)深刻になる前に試合から離れることができたとの考えを話した」と続けた。
さらにネビン監督代行の「また多くの素晴らしいものがあった。あのシンカーはとんでもない。あのように動きながら100マイル(約160.9キロ)で投げることができれば、何人かの打者の(驚いた)反応を見ることができるだろう」という絶賛コメントを紹介した上で、マメの影響についての指揮官の見解をつけ加えた。
「マメが破れる前に彼を降板させた。彼は以前もそれをやっている。彼は、誰よりも自分の体を管理し、もしマメが破れていたら、おそらく次の先発が危うくなるかもしれないため、そうなる前に彼は降板することにした」
予定通りであれば大谷の次戦登板は17日(日本時間18日)のマリナーズ戦。大谷のマメができた原因が、新球シンカーの影響ではないか?との声もあるが、大谷は、試合後、「どちらかというとしっかり球速が出ている影響」と口にしている。
大谷は先発の翌日となる11日(日本時間12日)のアストロズ戦に「2番・DH」で先発出場し、1回無死三塁の第1打席で右中間へ34号先制2ランを放ち区切りの日米通算500打点を達成した。