• HOME
  • 記事
  • サッカー
  • 17歳“神童”ムココ抜擢に5年ぶりにゲッツェを復帰させた“最強”ドイツの26人…森保Jは勝てるのか?
国内で待望論のあった17歳の“神童”FWユスファ・ムココがW杯メンバーとして代表に初招集された(写真・ロイター/アフロ)
国内で待望論のあった17歳の“神童”FWユスファ・ムココがW杯メンバーとして代表に初招集された(写真・ロイター/アフロ)

17歳“神童”ムココ抜擢に5年ぶりにゲッツェを復帰させた“最強”ドイツの26人…森保Jは勝てるのか?

 2014年のW杯ブラジル大会決勝で、0-0の均衡を破る千金の決勝点をゲット。延長戦の末にアルゼンチン代表を下し、ドイツに4度目の優勝をもたらしたMFマリオ・ゲッツェ(30、アイントラハト・フランクフルト)を、2017年11月のフランス代表戦以来、実に5年ぶりに復帰させた。
 ゲッツェをサプライズ招集した理由に、指揮官は記者会見でこう言及した。
「彼が素晴らしい選手であり、ここ数試合でも非常に高いレベルでプレーしていることは誰もが知っている。彼のフィットネスは最高の状態にある」
 フリック監督は8年前のW杯で、ドイツ代表のアシスタントコーチを務めていた。若さに導かれる勢いがあった当時22歳のゲッツェを熟知しているだけに、今シーズンから所属する新天地フランクフルトで、輝きを完全に取り戻しつつあると判断したのだろう。
 しかし、前出の『キッカー』はゲッツェについてこう分析している。
「30歳になったプレーメイカーはあくまで、サポート役としての役割にとどまるだろう」
 大会登録メンバーが、従来よりも「3」増の26人になった影響もあるからか。それでも、報道通りにサポート役としてゲッツェを加えられる余裕があるとすれば、理由として考えられるのは、バイエルン勢で構成されるケースもありうる中盤の充実ぶりにある。
 ボランチのヨシュア・キミッヒ(27)とレオン・ゴレツカ(27)。さらに2列目のレロイ・サネ(26)、セルジュ・ニャブリ(27)、成長著しいジャマル・ムシアラ(19)、そしてベテランのミュラーと先発候補全員が、自身がバイエルンの監督を務め、ブンデスリーガを2度、UEFAチャンピオンズリーグを1度制した2019-20シーズンからの2年間で指導している。
 ドイツ代表監督に就いてからも、特に試合の行方を左右する中盤で、バイエルンで成功を収めた流れを引き継ぐのは当然の流れだった。10月に左太もも裏を痛めて離脱し、経過が心配されていた左利きのアタッカー、サネも11月に入って復帰を果たしている。

 

関連記事一覧