開催国のカタールはセネガルに1-3で敗れ、オランダがエクアドルと引き分けたため、史上最速での開催国のグループステージ敗退が決定した(写真:新華社/アフロ)
海外メディアは連敗でW杯開催国として史上最速のGステージ敗退となったカタールを酷評…「史上最悪のホスト国」「過去の開催国パフォーマンスランキングでも最下位」
また「カタールフットボールライブ」のアーメド・ハシム編集長がBBCに語った敗因分析も紹介。
「あらゆる面で残念だ。このチームの実力を知っていただけに、我々は、いくらかの望みを持ってこの大会に臨んでいた。最初の試合は我々が見慣れてきたレベルになかった。セネガル戦ではプレーに向上は見られたが、残念ながら十分でなかった。多くの選手がこのレベルで競い合う経験を欠いていた。彼らはW杯のようなトーナメントでプレーしたことがなかった。2021年のゴールド杯(北中米カリブ海大陸選手権)に招待チームとして参加したが、W杯とはレベルが比較にならない。2019年のアジアカップで優勝したが、チームのピークが早く来すぎてしまったのかもしれない。あの時のようなプレーが見られれば、世界を驚かせることができたのかもしれないが。アジアに8枠与えられる次のW杯では予選を突破するだろうし、突破できれば、今大会は、選手たちにとって学ぶ経験となり、多くの可能性を秘めているチームのレベルはさらに上がるだろう」
ハシム編集長は大舞台の経験不足と4年後への期待を口にした。
一方、地元カタールのテレビ局アルジャジーラは「主催国(のカタール)がこのグループを勝ち抜けると期待していた人はほとんどいなかったが、何もない状態でグループの最終戦に向かうことには失望だろう」と、29日のオランダ戦が何ら意味を持たないことを皮肉って報じている。