今夜の日本戦に重圧？！コスタリカ指揮官が公式会見で母国メディアの批判に一触即発“不穏ムード”「今は口論すべきではない。勝ちにいく」

　練習後の取材対応で、コスタリカ戦の出場が厳しい状況を本人から確認していたことも関係しているのだろう。公式会見ではDF酒井宏樹（32、浦和レッズ）とDF冨安健洋（24、アーセナル）に関する質問が出なかった。そして、公式会見から数時間後。日本サッカー協会を通じて、森保監督からの伝言がメディアへメールで配信された。そこには感謝の言葉が綴られていた。
「このような場で敢えて質問をしないようお気遣いいただいたと感じました。一緒に戦ってくれているのだと感じ、大変嬉しく思いました。（中略）明日もぜひ一緒に戦ってください」
　代表チームとメディアとの関係が、日本とコスタリカとの間で大きく異なっている現状を象徴する伝言といっていい。ただ、スアレス監督やキャンベルが不快感を募らせた公式会見でのやり取りが、反骨心と化してコスタリカへ新たな力を加える可能性もあるだろう。
　両国の代表チームだけでなくメディア、そしてファン・サポーターが抱く思いが交錯する一戦は、27日13時（日本時間同19時）にアフメド・ビン＝アリー・スタジアムでキックオフを迎える。
（文責・藤江直人／スポーツライター）