• HOME
  • 記事
  • サッカー
  • 海外メディアは日本のコスタリカ戦敗北を”酷評”「歴史的機会逃す」「森保采配は継続よりも入れ替え」「グループEの今後の展開予想を難しくした」
日本は後半36分にミスからフレールに決勝ゴールを決められ、まさかの黒星(写真:MEXSPORT/アフロ)
日本は後半36分にミスからフレールに決勝ゴールを決められ、まさかの黒星(写真:MEXSPORT/アフロ)

海外メディアは日本のコスタリカ戦敗北を”酷評”「歴史的機会逃す」「森保采配は継続よりも入れ替え」「グループEの今後の展開予想を難しくした」

 フランスの有名スポーツ紙「レキップ」は「日本が失速してコスタリカが復活」との見出しで「日本は水曜日のドイツ戦(2-1)初勝利の恩恵を受けることはできなかった。森保監督率いるチームは、コスタリカの守備陣を危険にさらすことができず、フレールのゴールで敗れた」と伝えた。
 英「BBC」は、「フレールのゴールがコスタリカに日本相手にショッキングな勝利をもたらす」との見出しを取り、「日本はW杯の決勝トーナメントに一歩前進することに失敗した。ドイツ相手に衝撃の勝利を挙げた日本だが、フレールの今大会初めて枠内に飛んだシュートの前から堅固な守備陣によっていら立たされた」と日本の敗戦を伝えた。
 記事は「ドイツを破った後、関係者の多くが日本がスペインに0-7と叩きのめされたコスタリカに勝つだろうと考えていた。だが、日本の森保監督は継続よりも5人を入れ替えるローテーションを選択し、その結果は、渋いパフォーマンスと、このグループEの今後の展開を予想できなくする無得点という結果に終わった」と、ドイツ戦からスタメン5人を入れ替えた森保采配をやんわりと批判した。
 同じく英の高級紙「ガーディアン」は「フレールの終盤のシュートが日本を驚かし、コスタリカのW杯の戦いを蘇らせる」との見出しを取り、「グループEの予測が難しいものとなった。勝ち点ゼロのドイツは、この後スペインと対戦し、最終戦でコスタリカと対戦することから、この試合結果はドイツを間違いなく奮起させるものになった」と伝えた。
 また日本の失点について「不意をつかれたサムライブルーの権田が2番目に責めを受けるべきだったが、フルーレを(パスで)見つけ出したイェルツィン・テヘダにボールを渡した守田が1番目に責めを負うべき“犯人”だった」と触れ、守田、権田のミスをやり玉に挙げた。

 欧州をカバーする「スカイスポーツ」は「フレールの終盤のゴールでコスタリカが勝利を得てグループEの今後の展開予想を難しくした」との見出しでコスタリカの日本戦勝利を伝え、女子元イングランド代表で解説者のカレン・カーニー氏の解説を紹介した。
「0-7で敗れることはコスタリカにとって屈辱的だっただろう。汚名を返上するにはパフォーマンスで示すしかなかった。彼らは基本的なことを良くやっていた。素晴らしいスタイルでプレーすることは常にできることではない。やるべきことをやって彼らは日本を無失点に抑え、一瞬のチャンスをつかんだ。これがトーナメントにおけるサッカーというものだ」
 記事は続けてダン・ロング記者の分析も紹介。
「日本が、幾度となく攻撃でペースをつかみ、コスタリカは彼らの(この試合での)運命をほぼあきらめ(まず引き分けて)生き残りをかけることを重視しているように見えた。日本はドイツ戦勝利の後でも必要とされた流麗なプレーを引き出すことができず、後半はいら立ち、まるでミスが試合を決めることになるかのようだった。まさにそれが起きた試合だった」
 注目のグループステージの最終戦である日本対スペイン、ドイツ対コスタリカは日本時間の12月2日の午前4時に同時刻にキックオフとなる。

関連記事一覧