米メディアも拳四朗の鮮烈TKOによる2団体統一を称賛「年間MVP候補に」「目を見張るパフォーマンス」
ボクシング専門サイトのBoxing Sceneは、「寺地がまた一度ジュニアフライ級(ライトフライ)で確固たる地位を確立した」と報じた。
記事は、寺地が昨年9月に矢吹正道(緑)に敗れて、王座から陥落、その後、タイトルを奪い返して、今回の統一戦に臨んだ経緯などを説明した上で「寺地は秀でたファイターであることを証明した」と称賛した。
京口については、「キャリア初の敗戦を喫して、戦績を16勝1敗(11KO)とした。元2階級王者は、タイトル戦でこれまで8勝0敗だったが、新型コロナウイルスのパンデミックによって試合がないことに苦労していた。今回の試合は、4年間で、わずか6度目の試合だった」と紹介、試合間隔が空いた影響について指摘した。
そして「望まれることはこの階級でのさらなる統一となる。ジョナサン・“Bomba”・ゴンサレス(27勝3敗1分、14KO)は、この夜のダブルメインで岩田翔吉(9勝1敗、6KO)を12回の判定で破ってWBO同級王座を防衛した。WBOは、先週の年次総会で彼の次戦が指名試合になることを義務付けており、プエルトリコのサウスポー選手(のゴンサレス)が、統一戦を次戦で行うためにはWBOから承認を得る必要がある。IBF同級王者のシベナティ・ノンティンガ(11勝0敗、9KO)は、9月3日に敵地メキシコのエルモーションでヘクター・フローレス(メキシコ)を12回のスリルある戦いで、タイトルを勝ち取った。しかし(3団体)統一戦は、この日の2試合の勝者による対戦が望ましい方向性として明らかにされている」とも記した。
ゴンサレスのプロモーターも拳四朗との3団体統一戦の行方はWBOの裁定次第という見方を示していた。指名試合か、それとも統一戦か、WBOの動きが拳四朗の次戦の行方を決定づけることになりそうだ。