• HOME
  • 記事
  • サッカー
  • 明日ドイツ戦!守田と遠藤の森保J“中核”ボランチコンビが間に合った…「ここにいるということはW杯に出られる状況にあるということ」
ドイツ戦の出場が懸念されていた日本代表の守田(右)と遠藤(左)のボランチコンビが揃った
ドイツ戦の出場が懸念されていた日本代表の守田(右)と遠藤(左)のボランチコンビが揃った

明日ドイツ戦!守田と遠藤の森保J“中核”ボランチコンビが間に合った…「ここにいるということはW杯に出られる状況にあるということ」

 前後半に1ゴールずつを奪う快勝で、森保一監督(54)をして「カタールでの戦いを、チーム全員で共有できた」と手応えを抱かせた9月のドイツ遠征でのアメリカ代表戦。ダブルボランチとして先発フル出場し、攻守両面で舵取りを担ったのが遠藤と守田だった。
 ボール奪取を含めて、1対1のデュエルで無類の強さを誇る遠藤が心臓部に構える。その周囲で試合の流れを的確に読みながら、守田が守備でも攻撃でも気の利いたプレーを加えていく。たとえばアメリカ戦でMF鎌田大地(26、アイントラハト・フランクフルト)が決めた先制ゴールは果敢に攻め上がり、こぼれ球を拾って鎌田へ通した守田にアシストがついた。
6月シリーズまでの[4-3-3]から、再び採用された[4-2-3-1]のキーマンを託された2人は、アメリカ戦でのパフォーマンスを通じて森保監督の信頼を一発回答で獲得していた。
 もちろん非公開に変わった後の戦術練習など、強度がさらに高まったなかで守田がフルメニューを消化したかどうかはわからない。同じくカナダ戦を欠場した三笘やDF冨安健洋(24、アーセナル)も然り。しかし、全体練習で全員がそろったという情報は大きな意味を持つ。
 グループステージ初戦へ向けて、ドイツも当然ながら日本のスカウティングを行っている。実際、9月のドイツ遠征の2戦とカナダ戦の情報も入手している。しかし、たとえば遠藤と守田がボランチでプレーできるとなれば、少なくとも直近の2試合のデータは意味をなさなくなる。
 少なくとも遠藤にはゴーサインが出たといっていい。
「何かビビって変な形で行っちゃう方が、よくないと思っているので。自分の中で『行く』と決めたら、思い切って行くようにしている。その点は特に問題はないですね」
 ヘディングでの競り合いが不可避となる空中戦の場面が訪れたら、という問いに遠藤は問題なしを強調した。一時は意識を失うほどの脳振とうを負った、8日のヘルタ・ベルリンとのリーグ戦からまだ2週間もたっていない。復帰プロトコルを問われると期せずして苦笑いを浮かべた。
「プロトコルに関しては、すべてドクターに任せているので。何をやっているかは正直、わかっていないんですよ。すべてをドクターに任せて、ドクターがOKと言ったから(全体練習に)加わっているだけ。なので、復帰プロトコルに関しては僕に聞かないでください」

 

関連記事一覧