辛口の英メディアがイングランドのイラン戦6-2“爆勝”スタートを絶賛…「(優勝)楽観論に火をつける戦いだ」
スカイスポーツは、元イングランド代表DFでバレンシアでの監督経験もあるギャリー・ネビル氏の解説を掲載。
「注意深く対処しなければならないグループBだけに、試合前の段階では、どうなるか心配だったが、選手たち全員がプレーに関わっていた。彼らは我々を失望させることはなかった。この大会に向けては厳しい道のりだった。まだイランに勝ったに過ぎず、イランも不調だったことは理解しているが、それでも彼らに立ち向かって6-2で倒したことは何らかのメッセージ性がある」と絶賛した。
同じく元イングランド代表DFであるマイカ・リチャーズ氏もコメントを寄せ、「イランは簡単に倒せる相手ではない。イングランドは今日、勝利のすべてに値した。開始1分から素晴らしかった。キーパーが負傷した瞬間は、試合を少し止めることになった。彼らはディフェンスから中盤へと攻勢をかけて2度目のギアを入れた。不注意で2ゴールを奪われたが、チーム全体として素晴らしかった。戦術的にもべリンガムを起用したことは正解だ。彼はナンバー8の役割でより高度なプレーを見せていた。後半には4-2-3-1の形になって、少し深い陣形になりフォーデンとグリーリッシュにボールを預けていた」と分析した。
イングランドの6得点勝利は、W杯、ユーロなどの国際主要大会の初戦としては最多得点で、6ゴール以上は2018年のロシアW杯でのパナマ戦に6-1で達成して以来、2度目の出来事。またべリンガムとサカのゴールは、イングランドのW杯の歴史で初めて21歳以下の選手2人以上がゴールを決めた快挙だったという。
「イングランドはスターリングがゴールを決めた16試合のすべてで勝利を収めており、今日のゴールは彼にとって10試合目の出場となるW杯で初ゴールとなった」とも記した。
好スタートを切った優勝候補のイングランドは25日に米国と対戦する。