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ドイツ戦予想スタメン
ドイツ戦予想スタメン

今日W杯初戦!森保ジャパンがドイツ戦で「サプライズを起こす」シナリオとは?

 自陣に引いて守備を固めても、猛攻を浴び続けた末にやがては決壊してしまう。イングランド代表との初戦で腰が引けた戦いとなり、大量6失点を喫した21日のイラン代表はその象徴だった。脳振とうの復帰プロトコルを終え、ドイツ戦へ向けて完全復調を宣言している遠藤は「もちろん立ち上がりはアグレッシブに入りたい、という思いはある」とこう続ける。
「初戦とあって、相手も堅さがちょっとあると思う。だからこそ、最初から簡単にボールを持たせる展開にはしたくない。敵陣でアグレッシブに進める展開に持ち込みたいけど、中途半端なサッカーは避けたい。前から行く時間帯と、しっかりブロックを敷いて守る時間帯ははっきりさせたい」
 森保監督は公式会見の席で、ドイツ戦の先発メンバーにも言及している。
「おおよそのことは、選手たちにも伝わるようなトレーニングをしている」
 おそらくは9月のドイツ遠征で、2-0の快勝を介して「W杯での戦い方を共有できた」と及第点を与えたアメリカ代表戦のメンバーがベースとなる。具体的には左サイドバックを伊藤洋輝(23、シュツットガルト)から長友佑都(36、FC東京)へスイッチ。GKに関しては権田修一(33、清水エスパルス)かシュミット・ダニエル(30、シントトロイデン)かで流動的だ。
 ドイツがボールを保持した時には1トップの前田大然(25、セルティック)を切り込み隊長役にして、トップ下の鎌田大地(26、アイントラハト・フランクフルト)が横並びでプレスをかけ続ける。ボールの奪いどころをはっきりさせた上で、鎌田や左右のサイドハーフ、久保建英(21、レアル・ソシエダ)と伊東純也(29、スタッド・ランス)らがショートカウンターを仕掛ける。
 もちろんすべてでハイプレスを仕掛けるわけにもいかない。ドイツにいい意味で驚きを与えながら、意図的に自陣へ引いてメリハリをつける。出場すれば遠藤とダブルボランチのファーストチョイスを形成する守田英正(27、スポルティング)は試合展開をこう予想する。
「押し込まれる時間が多いと覚悟しているし、シュートを2、3本しか打てないかもしれない。ただ、縦に急ぎすぎてボールを失ってもきついので、そこの調整は僕の役割のひとつだと思っている。相手の最終ラインの選手にボールを多く持たれるのは仕方がない。それがボランチの選手に持たれ、フリーにさせたら背後をつかれる。そこは前の選手といい距離を保ちながらマークしたい」
 主戦システムの[4-2-3-1]が予想されるドイツは、中盤をバイエルン・ミュンヘン勢で構成してくるだろう。左利きのアタッカー、レロイ・サネ(26)は欠場するが、ボランチにヨシュア・キミッヒ(27)とレオン・ゴレツカ(27)が君臨。2列目にもセルジュ・ニャブリ(27)やジャマル・ムシアラ(19)、ベテランのトーマス・ミュラー(33)らが顔をそろえる。

 

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