1点を追う韓国は最後にCK機会を得たが直後に試合終了の笛が鳴りベント監督(右)が猛抗議。テイラー主審(左)はレッドカードを取り出した(写真・ロイター/アフロ)
韓国ベント監督の猛抗議による退場処分が世界へ波紋…エースFWとテイラー主審との過去因縁が物議を呼び韓国ファン激怒…「主審が同点機会奪った」
そして同メディアは、「プレミアリーグでのテイラー審判の実績を良く知るファンが見解を述べた」として、SNS上での英国のサッカーファンの見解を紹介した。
「テイラーはCKとなる前に乱暴な笛を鳴らすことを選択した」、「私はテイラーに抗議したベント監督の味方をする。この点については、何年にもわたり我々が感じてきたことだ」、「韓国は審判にプレッシャーをかけた。テイラーの手に負えない行為が世界に知れ渡ってとてもうれしい」、「テイラーがまたしても試合より自分自身を大きく見せている」などと、テイラー主審の下した判断に批判的な意見が多く並んだ。
同じく英のBBCは、試合終盤の場面について触れ、「韓国側にチャンスが多くもたらされて同点を狙い続けたが、アディショナルタイムの10分をガーナは抑えきった。試合終了のホイッスルでは、多くの韓国選手がグラウンドに倒れ込み、ベント監督は(アディショナルタイムの)10分が過ぎていたにもかかわらず英国人のテイラー主審がCKを取らなかったことに抗議して退場となる感情的な場面があった」と冷静に紹介した。
グループHでは、ポルドガルがウルグアイに2-0で勝利して連勝で勝ち点を6に積み上げてグループステージ突破を決めた。韓国は12月2日にそのポルトガルと対戦。決勝トーナメント進出には勝ち点3が必要で、たとえ勝ってもガーナがウルグアイに勝利した場合は敗退が決まるが、ポルトガルは16強の戦いに備えメンバーを落としてくると考えられる。追い風は吹いた。審判へのうっぷんを晴らすチャンスなのかもしれない。
(文責・RONSPO編集部)