合意秒読み?!C・ロナウドにサウジアラビア名門クラブが総額501億円を超える仰天オファー…海外報道
FIFAワールド・カップのカタール大会で史上初となる5大会連続ゴールを決めたポルトガルの大スター、クリスティアーノ・ロナウド(37)がサウジアラビアの名門クラブ「アル・ナスル」から総額500億円を超える仰天オファーを受け契約が合意に近づいていることが明らかになった。スペイン紙「マルカ」など複数の海外メディアが報じたもの。監督、クラブへの批判が発端となってマンチェスター・ユナイテッドから契約解除されたロナウドには、チェルシー、バイエルン・ミュンヘンなどが興味を示していたが、中東のオイルマネーに太刀打ちできなかった様子。すでにポルトガルはガーナ、ウルグアイに連勝して決勝トーナメント進出を決めており、ロナウドは2試合に先発出場して活躍しているが、巨額オファーが原動力になっているのかもしれない。
舌禍事件でマンUを契約解除
“クリロナ“を世界は放ってはおかない。
5大会連続出場となったW杯に異例の「無所属」で出場しているロナウドにサウジアラビアの名門クラブ「アル・ナスル」から仰天のオファーが届き、合意が秒読み段階となっていることを複数の海外メディアが報じた。
スペイン紙「マルカ」は「合意」と報じ、米ESPNは「本人はW杯終了後まで待つことを望んだが代理人が交渉した」、英タブロイド紙「デイリーメール」は「W杯に集中していてまだサインはしていない」と伝えるなど、その進展具合については、各社の報道内容は微妙に違うが、巨額のオファーがあったことは事実のようで「マルカ」によると、契約は2シーズン半で、年俸の総額は広告料などを含め1シーズン2億ユーロ(約288億円)になるという。
ESPNは「総額で3億ポンド(約501億円)を超える。3年半で年俸1億ポンド(約167億円)以上の契約をオファーする意思がある」と、こちらはポンド表示で、微妙にマルカとは違った数字を報じているが、いずれにしろ過去に例のない仰天のオファーだ。
ロナウドは、W杯前に英メディア「トークTV」のインタビューに答えて、所属していたマンチェスター・ユナイテッドのエリック・テン・ハフ監督を「リスペクトしていない。僕もされていないから」と爆弾発言。さらに「クラブから裏切られたと感じた。施設の改善にも取り組んでいない。まったく進化していない」といったクラブ批判までして大問題に発展。クラブから契約違反を問われ、22日に2度の在籍期間中に346試合に出場して145ゴールを挙げていたチームから契約解除を通達されていた。
所属がないまま、W杯に入ったが、初戦のガーナ戦では、自らが獲得したPKを決めて史上初となる5大会連続ゴールをマーク。続くウルグアイ戦では、左サイドからのクロスにヘッドを合わせにいき、先制点がゴールに入ったが、一度は、ロナウドの得点として認められたものの映像によって「頭がボールに触れていないこと」が明らかとなり、クロスを上げた選手の得点となり、ロナウドのゴールは幻となった。それでもロナウドは存在感を示して決勝トーナメント進出を決め、移籍市場に向けても最高のアピールに成功していた。
新天地になりそうなアル・ナスルは、サウジアラビアの国内リーグで9度の優勝を誇る名門で、最後の優勝が2019年。かつてイタリア代表としてW杯で優勝したファビオ・カンナバーロ氏が監督をしていたこともあり、現在はローマ、マルセイユ、リヨンなどで監督経験のあるフランス人のルディ・ガルシア氏が監督を務めている。