世界に衝撃!2得点で仏8強決めたエムバペが取材拒否解禁「W杯優勝が目標。それがただ一つの夢だ」…負けたポーランド監督は「彼がメッシ、ロナウドの後継者」
海外メディアのエムバペ称賛はこれだけに留まらない。
地元フランスメディアの「フランス・インフォ」は、「エムバペは成層圏。デンベレ、ジルーも大活躍」との見出しを取って、速報で伝え、別記事では、フランスのディディエ・デシャン監督の談話を引用して「エムバペは問題を解決する能力を持っている」とのタイトルで伝えた。
同メディアの選手採点ではエムバペは10点満点で9点。
「ポーランドはボールをゾーンから遠ざけるためにあらゆる努力をしたがエムバペには通用しなかった。彼はスピードを生かした決定的なパサーの役割を果たして均衡を破った。4人のディフェンダーの合間のスペースからジルーを見つけた。彼は試合を決定づける2本のミサイルを放った。凄すぎる。シンプルに」との評を添えた。
ポーランドのメディアもエムバペに白旗をあげた。
ワルシャワ発の全国紙「ジェニク」は「24歳以下で8ゴール以上をW杯で記録した史上初の得点者となった」と記録を称え、「1998年12月20日生まれのエムバペは、74分と90+1分に正確なシュートを放ち、ポーランドにチャンスを与えなかった。彼は今大会で5ゴールをマークしている唯一の選手だ」と伝えた。
ポーランドのタブロイド紙「スーパーエキスプレス」は、元ポーランド代表の解説者、アルトゥール・ウィクニアレク氏の意見を元にエムバペとポーランドのエース、レバンドフスキの比較記事を掲載した。
ウィクニアレク氏は、「ジルーとエムバペの個人技でW杯から去ることになったが、ポーランドは前半非常に良い試合をした」とポーランドの戦いを評価した上で、2得点のエムバペと、PKの1点に終わったレバンドフスキを比較して母国のエースに暗に苦言を呈した。
「ポーランドは攻撃的にプレーしたし、敵陣で多くのプレーをした。だが、ストライカーは自分自身で突破口を開く必要がある。同僚が彼をサポートしなかったことがレバンドフスキが得点できなかったことの言い訳にはならない。エムバペの2得点目は、チームのサポートがあったわけではない。ボールを受け取り、ターンし、GKのシュチェスニーを無防備にしてシュートを撃つことができたエムバペというプレーヤーの質の問題。チーム(のサポートを期待する)だけでなくストライカーは自ら働かなければならないのだ」
ユーロスポーツは「エムバペは別の惑星にいる」という表現で絶賛。エムバペが、打ち立てた数多くの記録を紹介した上で「代表通算で33得点をマークしたエムバペは、すでにジネディーヌ・ジダンを上回っている」と、W杯5得点、代表通算31得点を誇る“レジェンド”ジダンを超えたことを伝えた。
フランス代表のW杯最多得点はジュスト・フェンテーヌの13得点で、「視野に入った」とも伝えた。また1試合平均は0.52 ゴールだという。
フランスは10日(日本時間11日午前4時)に、セネガルに3-0で勝ったイングランドと対戦する。
(文責・RONSPO編集部)