“無敵艦隊”スペインが0-0のままモロッコにPK戦で敗れて8強に進めなかった(写真:Agencia EFE/アフロ)
スペインがPK戦でモロッコに敗れる“波乱”を地元メディアが猛烈批判…「PK戦の黒歴史が拡大」「エンリケ監督は続投すべきか?」の緊急アンケートまで
同じく前出のスポーツ紙「Marca」は、「平凡なスペインの大失態」、「涙、嘆き、そしてラポルテとモラタの表情は失われ、チームは粉々になった」などの見出しを取って、敗因分析記事を次々とアップ。
「スペインのPK戦の黒歴史が拡大。W杯5大会でPK戦4度敗退」との見出しの記事では、伝統的にPK戦に弱い部分をクローズアップした。
同紙によると、スペインのW杯でのPK戦敗退は1986年のメキシコ大会での準々決勝でベルギーに敗れたところから始まり、2002年の日韓共催大会では、アイルランドにPK戦で勝ったが、韓国との準々決勝もPK戦となり敗退、2018年のロシア大会では、今大会と同じくラウンド16でロシアにPK戦で敗れている。欧州選手権を含めると過去に12度PK戦があり、今回のモロッコ戦の敗退で6勝6敗の成績だという。W杯でのPK成功率は57.8%だそうで「すでにスペインはW杯の歴史の中で最も多くPK戦で負けたチームだ」と記した。しばらくスペインメディアの敗因分析キャンペーンは続きそうだ。